おひさしぶりです。くまです。
長らく開催できていなかったシネマ哲学カフェを再開しました。コアなファンのみなさま、再開希望のメール、ありがとうございました。ぼちぼち、細く長く続けていきます。
今回の映画は「若き作曲家の旅」。
グルジア民謡の採集のため、この地を訪れた若い作曲家がいつしかトラブルに巻き込まれていく姿を通じて、古くから支配の歴史に苦しめられたグルジア人の祖国への熱い思いを描いた一編。
白黒かと思いきやカラー。
支配と弾圧を扱った映画でした。
当局ににらまれたら最後、理由をでっちあげられて、連れて行かれる。そんな重苦しい映画でした。
対照的なグルジアの家屋、自然の美しさ。
どちらかというと弾圧する側の職についているので、なんだか悲しくなりました。支配を強めすぎた結果、民衆が消えてしまった町。その不条理さに胸を打たれました。
7月もやりますので、ふらっと寄ってみてください。それでは。