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2012/10/14

保育から、自文化・異文化を考える

こんにちは、まつかわです。
10月9日(火)は予告どおり、岡山で異文化カフェの進行をつとめました。
会場は、岡山大学「まちづくりキャンパス」の拠点のひとつ、城下ステーション。



ゲストは、ドイツ人、ハンブルグ大学3回生のカリナ・ホイヤさん。
カリナさんが、6週間、岡山市の保育園でインターンシップをするなかで不思議に思ったことを3つ紹介してもらい、それについてみんなで話し合いました。



●カリナさんが日本の保育園で感じた不思議

  1. 組が年齢別に分かれていること
  2. 運動会の練習
  3. 自由におもちゃを選んで遊ぶ時間がないこと

それぞれの不思議について、「ドイツでは年齢別じゃないの?」、「0歳児も3歳児も一緒で大丈夫?」「運動会も文化祭もないの?」など質問が飛び、そこから、「日本では年齢別に分かれているからこそ、先輩への憧れが強いんじゃないか」、「運動会で勝ち負けより“がんばること”が重視されるのはどうしてだろう?」、「日本の保育・教育では規律が重んじられているけれど、それによって得られるもの、得られないものはなんだろう?」といった話題が繰り広げられました。
自分たちが当たり前のものとして受け入れている文化が、カリナさんの言葉を通して他文化では当たり前ではないことを知り、その限界と同時に良さも感じることができました。

カフェには、カリナさんが日本でお世話になった保育園の先生や、岡山大学の学生さんのほか、親子で参加してくださった方もいらっしゃいました。

終了後は、カリナさんの送別会もかねて焼きそばパーティー。


同じ城下ステーションで、次回は哲学カフェを開催する予定です。
11月か12月に実現できるよう、ただいま調整中。
詳細が決まり次第、またお知らせします。