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2013/02/10

東大で講演&WSをしてきました

こんにちは、まつかわです。
今日はこのあと岡山の城下ステーションで哲学カフェです。
その前に先週の報告をしておかなければ・・・。

先週は東大のUTCPでカフェフィロの活動について講演&WSをしてきました。
今回は、対話を実践している方、これからしようとしている方が対象。哲学カフェ実践者、子どもの哲学を実践されている方のほか、演劇ワークショップやサイエンスカフェなどを実践している方も参加されていました。


前半は、カフェフィロの活動について、活動の中心である哲学カフェの説明と哲学カフェ以外の活動の紹介、特に哲学対話に現場からどんなニーズが寄せられているのかを中心にお話しました。それから、それらの活動を支えているカフェフィロのネットワークとメディアについてご紹介しました。


後半は、短時間でしたが、実際にその場でテーマを募って哲学カフェ風の対話を体験していただきました。後で質問を募ったところ、「どうしてあのタイミングでこっちに移動したの?」「あそこは論点が集中するように意識して進行したのか?」など、進行について具体的にシーンや発言をあげたご質問をたくさんいただきました。みなさん、よく見てるなぁ・・・。

講演とモードをきりかえたくて、
参加者の後ろにまわってみました

みなさんの観察力にもびっくりしましたが、けっこう細かい質問にも答えられるものですね。「こういうときはこうする」と明確に決めているわけではなく、その都度「聴くモードから話すモードに切り替わってもらうにはどうしたらいいかな?」「今の話にはこれまで出ていない論点が含まれてそうだけど、本当にそう理解していいのかな? ちょっと確認させてもらおう」と考えながら進行しています。いや、意識としては「進行してる」というより、「哲学してる」んだと思います。


みなさんの質問にこたえながら、私も無意識にやっていたことを言葉にできて有意義な時間を過ごせました。
参加してくださったみなさん、お招きくださったUTCPの方々、ありがとうございました。