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2014/06/03

テツドク!中岡成文とヘーゲルを読む

こんにちは、まつかわです。
先週木曜はさする庵にてテツドク!を開催しました。

この春大阪大学大学院を退職された、私の恩師でもある中岡成文さんが、6月下旬には故郷に帰ってしまうということで、その前にどうしても実現したかった企画です。
何を読むか迷いましたが、中岡さんといえば、ヘーゲル!ということで、『精神現象学』を一緒に読むことにしました。
(一般的にはあまり知られてないかもしれませんが、中岡さんの西田幾多郎論も臨床哲学も、ヘーゲルなくしてないと私は思ってます。)

「ここに精神現象学の主と奴』の全てが詰まってます」と中岡さんが豪語する資料片手にヘーゲルの思想に触れました。

私は学生時代に読書会や授業で何度も同じところを中岡さんと読んでるのですが、何度読んでも新しい発見があって飽きないものですね。

一方では中岡さんの声をききながら、学生時代に頭を抱えながら読んだことを懐かしく思い出し。
もう一方では、参加者のみなさんの多様な、大学で哲学を学ぶ前、初めて哲学書に触れたころの新鮮な喜び、自由に連想を広げて読む楽しみを思い出しました。

申し込みが多かったので、明日もう一度開催します。
明日はどんな展開になるのか、楽しみです。