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2015/09/30

10/11 小金井哲学カフェ

おはようございます、まつかわです。
賛助会員の佐土原さんより、小金井哲学カフェが新たな場所で再開することになったとお知らせいただきました。


小金井哲学カフェを開催します。
哲学の知識は不要です。
どなたでもお気軽にご参加ください。

・日 時:10/11(日)15:00-17:00
・テーマ:当日参加者の皆さんとの話し合いで決めたいと思います。
・進 行:佐土原
(東京都小金井市本町6-5-3 シャトー小金井 2F)
・料 金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)
・予約は不要です。開始時間までにお越しください。

小金井哲学カフェのブログもどうぞご覧ください。

2015/09/27

パン屋さんで哲学カフェ(予約終了しました)

(予約終了しました)
こんにちは。すずきです。
千里山の駅近くに、哲学カフェの開催を希望しているパン屋さんがあり、月一くらいのペースで、つくりながら、相談しながら、定期的に開催していくことになりました。
 ご自身のペースで、無理せず?つくられているパン屋さんで、ライ麦パンをいただきましたが、ずっしりおいしかったです。
哲学カフェは、早速、10/10(土)に第一回を開催します。
初回のテーマは、美。
ゆっくり進行していきます。
どうぞご参加下さい。
哲学カフェ at エメ・ラ・ヴィ
第1回 ”美しい”とおもうのはどんなとき?

哲学カフェでは、さまざまなテーマから、その日の「問い」をひとつ立てて、ゆっくりと話し、考えます。
今回の問いは「”美しい”とおもうのはどんなとき?」です。
じぶんじしんの日常をてがかりに、また、ほかの人の話を聴きながら、飲み物片手に考えてみませんか。
対話をつうじて、いつもの考えが揺らいだり、これまでとは違う風景がみえてくるかもしれません。

日時:2015年10月10日(土)15:00〜17:00
場所:千里山パン工房 エメ・ラ・ヴィ 店舗内カフェスペース(阪急千里山駅徒歩2分)
共催:カフェフィロ
進行:鈴木径一郎(大阪大学臨床哲学研究室・カフェフィロ)
参加費:1000円(飲み物・お菓子つき)
人数:10人まで(要予約)
参加方法:(予約終了しました)以下の電話番号までお電話ください。もしくは、FAXかメールにて「哲学カフェ参加希望」と明記の上、お名前、人数をご連絡ください。


問い合わせ・ご予約:
千里山パン工房 エメ・ラ・ヴィ

エメ・ラ・ヴィWEB:http://www.aimerlavie.com/

2015/09/26

こたつむりcafe「セックスにまつわる罪悪感はどこから?」

おはようございます、まつかわです。
昨夜9月25日(金)のこたつむりcafeでは、「セックスにまつわる罪悪感はどこから?」について話し合いました。

パートナー以外とのセックス、性に対するオープンさが文化によって異なること、「感じなければならない」「いかなければならない」というプレッシャー、自慰行為、SMなどいろんな例がでてきました。
そんななか「みえすぎる、わかりすぎるとドキドキ感が薄れてしまうのでは?」という意見から、「罪悪感」と「背徳感」のちがいが浮かび上がってきました。


他者との関係のなかで生まれる「罪悪感」と、社会的な規範との対立から生まれる「背徳感」。
ドキドキを生むのに必要なのは、「罪悪感」ではなく「背徳感」のようです。
パートナー以外とのセックスは、場合によっては、どちらにも関わりそうですね。

セックスをめぐって名も知らぬ人たちと真剣に語り合う。なかなか新鮮な体験でした。
まだまだじっくり話せる余地がありそう。

やっちカレー(¥500)。今回はいつもよりマイルドめ。

次回のこたつむりcafeは、10月22日(木)。
今回、日米の服装の差異から話題にでた「セクシー」を取り上げる予定です。
セクシーときいて思い浮かべるものは? セクシーってよいこと? 悪いこと? 
これも、まだまだ語れることがありそうです。お楽しみに。

2015/09/20

哲学と矛盾

こんにちは、まつかわです。
本日夕方から明後日まで、看護師さん向けの対話を用いた研修のお仕事です。
新幹線待ちのあいだに、本日2回目の投稿。

東京で開催した質問セミナーだとか、こたつむりカフェだとか、城下ステーションの哲学カフェとか、ぱらママさんでの「ママカフェサプリ」だとか、いろいろ報告を書きかけては、ついつい長くなりすぎて書き終わらず、投稿が下書き状態でたまってしまっています。
ごめんなさい。

代わりに、そんな哲学対話三昧の毎日のなか、最近改めて気づかされたことを、思うままに書いてみます。

それは、哲学にとって、「矛盾」って大事ってこと。

セミナーや哲学カフェに参加されいてるみなさんの様子をみると、普段、私たちって「矛盾してはならない」と求められることが多いんだなぁと感じます。
質問を投げかけながら相手の矛盾を指摘しようとしたり、矛盾しないようにと気をつけるあまり思っていたこととちがうことを話してしまったり。
そういう場面が、哲学対話のなかでも、ちょこちょこと見られます。

それが必ずしも間違っているというわけではない。
でもね、実はけっこうな確率で、矛盾のなかには、哲学するにあたって大切なヒントが埋まっていたりもするんです。

理想はああだけど、なぜか現実はこうなっちゃう。
(たとえば、育児書には「叱るのはいいけど怒るのはダメ」って書いていあるけれど、ついつい怒っちゃうとか)
論理的に考えるとこうなるはずなんだけど、でも実はちがうふうに感じている自分がいる。
そういうこと、ありますよね?

私、哲学対話のなかで、そういう捩れやギャップを見つけると、ワクワクします。
一見矛盾してるようにみえるその捩れやギャップを探っていくと、それまで気づいていなかったものの見方や価値観などの前提(assumption)に気づかされれることが多いから。

理想が間違っているわけでも、現実が間違っているわけでもない。
論理的に考えたことが間違っているわけでも、実際に感じていることが間違っているわけでもない。
よくよく現実をみるとそうはなっていないのに、私たちはそれとはちがう理想や論理的思考を抱いてしまう。それもまた現実。

この(一見)矛盾してるものの奥に、とても大事なポイントがある。
矛盾をなくそうとするのではなく、矛盾の存在を認めて、探ってゆくという態度は、もしかしたら、ロジカルシンキングなどにはない、哲学特有のものかもしれません。

そんなことを考えながら、ふと、恩師がヘーゲルについて話していたことを思い出したり。
最近、こんなふうに哲学対話のなかで、「ああ、あのとき哲学書で学んだのって、こういうことだったんだ」と気づかされることがちょこちょこあります。



10/10、10/31 人生カフェ(東京)

おはようございます、まつかわです。

賛助会員の本間正巳さんより「人生カフェ」の開催情報が届きました。
中高年の方たちを対象にした、これまでの人生を振り返り、これからの人生をしなやかに生きるための哲学カフェだそうです。
ご関心のある方は、こちらのブログをご覧のうえご参加ください。


◆【10/10】 第11回人生カフェ(中高年の人生を考える哲学カフェ) 
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「人はなぜ怒るのか?」「怒りはコントロールできないのか?」
「怒りとのうまいつきあい方とは?」
その他いろいろ考え、対話をします。

・日 時:10月10日(土)13:30-16:30
・場 所:東京都新宿区戸塚地域センター(高田馬場駅から徒歩2分)
http://www.to1.bz-office.net/
・テーマ:「怒りとは何か」
・参加費: 500円  
・申込先:mgasami.honma@gmail.com本間)・定 員:12名(要予約。原則ご予約3名さまから開催)
・詳 細:人生カフェ


◆【10/31】 第12回人生カフェ(中高年の人生を考える哲学カフェ) 
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あらかじめテーマを設定しません。
各自が最近感じていること、考えていることを出し合います。
その中から、当日に、対話のテーマを決めていきます。

・日 時:10月31日(土)13:30-16:30
・場 所:東京都新宿区榎町地域センター(早稲田駅から徒歩10分)
http://www2.odn.ne.jp/~hak91920/
・参加費: 500円  
・申込先:mgasami.honma@gmail.com本間)
・定 員:12名(要予約。原則ご予約3名さまから開催)
・詳 細:人生カフェ

2015/09/16

お父さんって何?

おはようございます、まつかわです。
昨日は神戸の鈴蘭台で、グリーングラス(グリグラ)の哲学カフェでした。
他にもいろいろ報告したいことがたまっていて、順番があべこべになっちゃうけど、こっちを先に書いちゃいます。

いつもグリグラの哲学カフェでは、当日、参加者からテーマを募って、多数決で決めます。
今日のテーマは、「お父さんって何?」。
はじまって以来、初めての満場一致じゃないかなぁ。
そして、12年目にして「お父さん」がテーマに挙がるのも初めて。
「お父さんについてなんて、考えたことなかった!」という声もあり、思わず笑いを誘います。

テーマを提案してくださった方の動機は、「お父さんの育児参加」への関心。
「父性はどうやって生まれるんだろう?」という疑問のあと、それぞれのお父さんの思い出、自分のなかにある父親像と子どもの父親である夫とのギャップなどが、味わい深く語られました。
「仕事が忙しくて子育てはろくにできなかったけれど、孫の面倒をみている」という男性から、「子どもを守ろうという意識は、 父性 じゃなく母性なんじゃないか」なんて意見もでます。

中盤は、ある参加者の旦那さんの育児に関する悩み、「オレがこの家庭にいる意味ってなんだろう?」から、時代による父親像の変化が主な論点になりました。
以前は、家庭のなかで男性と女性の役割分担がはっきりしていて、「父親は働く人」という共通の父親像があったけれど、今は「給料さえ運んでいればいい」というわけではない。

では、お父さんは、お母さんと同じ役割をそのまま分担すればよいのか?
それとも、お父さんにはお父さんならではの、愛情のかけ方、関わり方があるのか?
今後は、新しい共通認識が必要なのか?それとも‥‥?

以前の共通認識はどうやって生まれてきたのか、「イクメン」は新しい共通認識になりうるのか、などについて話し合いながら、考えました。

全体としては、とても味わい深い個人的なお父さんとの思い出から父親像の変化と、 ミクロな視点からマクロな視点に移りつつも、最後にもう一度「父性って何?」という最初の問題に返ってきたところが面白かったです。

注)一番下中央の「愛性」は「愛情」の誤りです。

次回、グリーングラスの哲学カフェは、10月21日20日(火)(修正しました。ご指摘ありがとうございました)
神戸市北区民センターにて、10:15〜12:00に開催します。

2015/09/13

東京新聞の社説に、哲学カフェ

こんにちは、まつかわです。
本日の東京新聞の社説で、哲学カフェのことが言及されています。

「週のはじめに考える “文系不要論”の愚かさ」(東京新聞2015年9月13日社説)


哲学カフェが全国に広がり、なぜこの活動がこんなに広がったのか、人々が何を求めて哲学カフェに参加するのか、関心が集まっています。
哲学カフェ@名古屋に取材に来てくださった記者の方、「哲学カフェの紹介は少しなのでがっかりされるかも」と心配してくださったそうですが、とんでもない。
哲学カフェをしっかり受け止め、独自の視点でその意義を示唆してくださってうれしいです。

カフェフィロの活動は、みなさんから寄せられた会費や参加費によって成り立っています。(時々、誤解されますが、大学から活動費が出ているということはありません。)
こうして市民の手で知を愛する活動がつくられていくことに、喜びと頼もしさを感じる一方で、教育・研究機関でこうした知が追いやられがちなことに、危機感を感じざるをえません。
私も、自分自身がなぜ哲学カフェに惹かれるのか、どのような知のあり方を求めているのか、もう一度見つめ直したいと思いました。


2015/09/12

いま、ここで哲学するということ

こんにちは、まつかわです。

関東、東北地方のみなさん、ご無事でしょうか?
豪雨の被害に遭われたみなさんに心よりお見舞い申し上げます。

関西のほうは台風の影響もなく、9月9日(水)、一時は警報が出ていた名古屋から三浦さんも駆けつけてくださり、中之島哲学コレージュを開催できました。
テーマは、「いま、ここで哲学すること」。
40名ほどの方が参加してくださいました。



ゲストは、今回がはじめましての宮野真生子さん(福岡大学人文学部准教授)。
日本哲学がご専門だそうです。




それから、1年半ぶりの三浦隆宏さん(椙山女学園大学人間関係学部講師)。
(前回来ていただいたのは、いつだったかなと思ったら、「就活のコノヤロー!」でした。)



まず前半、宮野さんのお話が、面白かった!
哲学がなぜ難しいのか、哲学が西洋発祥であること(宮野さんは、「思想」と「哲学」を分けてお考えでした)、翻訳語の問題、哲学の「哲」って何?という問いかけ、カセット効果‥‥。


その後、宮野さんから投げかけられた3つの問いかけ

  • 私たちにとっての「哲学」の「言葉」とは一体どのようなものなのか。
  • 何かを考えるとき、どのように「言葉」を使うべきなのか。
  • たとえば、ついカタカナ言葉を使いたくなるのは、どうしてなのだろうか。

‥‥をめぐって、後半は会場のみなさんと対話を楽しみました。
言葉と思考の関係、「考える」以外の言葉の使い方、漢語と大和言葉などなど、「日本語ってなんだろう?」「言葉ってなんだろう?」と考えさせられる回でした。






当日お二人がお話あったように、今回の企画のきっかけとなった、ネットワーク日本哲学の研究会が9月20日に開催されるそうです。


どなたでも参加可能だそうですので、ご関心のある方は足を運んでみてはいかがでしょう?
詳しい開催情報はこちらをご覧ください。


宮野さんからのメッセージ
「福岡大学の宮野です。
9日の中之島哲学コレージュ、はじめは少し緊張していたのですが、皆さんの積極的な質疑と熱のこもった発言、なによりも、あの場を流れる「言葉」を受けとめようとする温かさに触れ、リラックスした心持ちで2時間を過ごすことができました。
本当に楽しかったです。

さて、20日の研究会は私が2年前に哲学における「西洋」「日本」の垣根を越えて、自由に議論しようと作った場所です。
哲学カフェよりも、もう少し学術的に、けれど、「自前の言葉」で「哲学する」ことを目指して、若い(?)研究者たちがつどっています。
もちろん、研究者だけの場ではありません。この土地で「哲学」を問う人すべてに開かれた空間です。
興味のある方はふらりとお立ち寄りください。」


三浦さんからのメッセージ
2年ぶりの中之島でしたが、相変わらず楽しい場所でした。また来ます!」




2015/09/07

9/27 空掘哲学カフェ「化粧」

おはようございます、まつかわです。
昨日、読売新聞への掲載をご紹介した空掘哲学カフェ、次回開催情報が青木さんより届きました。
お近くの方、ご関心のある方はぜひ♪


空堀哲学café「化粧」
あなたは「化粧」をしますか。どんなときにどんな「化粧」をしますか。あなたが「化粧」をしないのはなぜですか。あなたはあなたが「化粧」をしてないと思いますか。「化粧」はあなたにとってどんなものですか。何が「化粧」をすると思いますか。どんなものは「化粧」をしていて、どんなものはしていないと思いますか。「化粧」は私たちにどんなふうにみえていて、私たちは「化粧」をどんなふうにみているでしょうか。一緒に考えましょう。

とき:927日(日)16:0018:00
ところ:道勝café
大阪市中央区谷町6-4-20(空堀商店街)
最寄り駅 谷町六丁目(谷町線)・松屋町(長堀鶴見緑地線)
参加費:ドリンク代(¥400600
定員:10名(要予約)
連絡先:thinkingcat.post@gmail.comNECOplace



2015/09/06

「社会の常識問い直せ」(読売新聞2015年9月6日)

こんにちは、まつかわです。

1週間前のカフェフィロセミナーの報告をしなければいけないのですが、その後京都、大阪でお仕事が続いたので、まだ写真の整理が追いついていません。
この週末は久しぶりに自宅でお休みをいただいています。
少々お待ちくださいませ。

今日はメディア掲載の情報です。
カフェフィロ賛助会員の青木健太さんが企画・進行されている空掘哲学カフェの様子が、読売新聞で紹介されました。

「社会の常識問い直せ」(読売新聞2015年9月6日)

各地で哲学カフェを主催、企画されている方には共感したり、参考になったりすることもあるのではないでしょうか。
主催者側の思いも汲み取ってくれている良記事です。おすすめ。

青木さんは、私にとって大学院の後輩にあたり、中之島哲学コレージュでは、数ヶ月に一度、絵本をとおして死を考える企画を担当してくださっています。
とても丁寧な進行をされる方です。
次回は11月の予定です。
お楽しみに。

また、お近くの方は、ぜひ空掘哲学カフェのほうもチェックしてみてください。
こちらのブログに、これまでの活動報告や次回開催予定が掲載されています。