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2012/08/18

コーヒーショップJUNで最後の哲学カフェ。でも意外な展開に…?!


忘れないうちに報告の1つ目です。記憶の一番新しいところから。ただし自分担当の企画ではありませんが。

7月に、コーヒーショップJUN(神戸)での最後の哲学カフェに(途中から)参加してきました。

常連さんに愛されていた場所ではないかと思います。終了後にお店のマスター交えて参加者との記念撮影がありました。神戸新聞が取材に来ていたのですが、みなさま記事はお読みになったでしょうか(→ 記事はこちら)。「哲学カフェ発祥の店」といううたい文句がついてますが、カフェフィロが、いわゆる喫茶店(カフェ)で継続して開催した(できた)最初の場所は、確かにここでした。

記録上は2005年にスタートしています。初回は5月に武田さんが「ボランティアに動機は必要か?」というテーマ、第2回は6月に私が「誰とでも対話できるか?」というテーマでした。当時は毎月開催してました。はじめた当初、参加者はスタッフ+アルファということもたびたびでした。

最初は武田さん、藤本さん、私の3人が中心スタッフとなり進めてましたが、月日とともに入れ替わります。まず仕事の都合で武田さんが離れ樫本さんが入り、その後個人的都合で私が離れ深田さんが入り、そして仕事の都合で深田さんが離れ、その後は藤本さんと樫本さんが中心となって今にいたります。

新聞などのメディアによる取材も度々ありました。その都度いろんな仕方で紹介されたり、没になったり、新しい参加者を得たり。テレビ(NHK-Eテレ「わたしの思考探求」)が来たこともありましたが、使われたのはおよそ5秒程度。ただその時進行役だった私はしっかりと映ってしまい、後日学校の教え子から「映ってたの先生ですよね?」と言われ、驚いたもんです。

店自体が閉店となる以上仕方がないんですが、思い出すと本当にいろいろな光景が、あんなこともあった、こんなこともあったと浮かんでくるだけに何とも寂しいですね。

例えば「注文をまとめてもっていきましょうか?」と言っても、「いや、覚えられますから!!」と言い、10数人分を復誦した後1Fに戻っていくマスター。店が細長いため、発言するとき端の人に向け大声を出すこともしばしばでしたが、他の客がいても、マスターから苦情を言われたことは一度もなかったような気がします。真鍮製の船舶用ランプが壁や窓際に飾られ、jazzが流れる、港町神戸にぴったりのお店でした。(実際、マスターは元船乗りでした。)

それで、肝心の神戸の哲学カフェの今後どうなるんだろうと思ってたんですが・・・意外な展開が待ってました。

実は「コーヒーショップJUN」から歩いていける距離に、「カフェテリアJUN」という店があります。そう、マスターのご子息がマスターをつとめている、もう1つの「JUN」があるのでした。

というわけで、まだ確定ではないようですが、引き続き「JUN」で開催されるかもしれない、という展開に。はてさて、どうなるんでしょう(もうすぐ広報がでるのかな?)。

父JUNから子JUNへ。ミルみたいですね。

くわばら