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2012/10/21

書評カフェ『迷い婚と悟り婚』

つづけて、三浦です。

10/7に神戸のカフェP/Sで行なわれた書評カフェの報告をします。

最初に私のほうから、島田雅彦さんの『迷い婚と悟り婚』(PHP新書)のなかから対話の呼び水となりそうな箇所を5つほど文章を読みながら紹介し、前半はそれをもとにして「「一人暮らしは寂しい」とあるけど、私は寂しさを感じることがない。寂しさの自覚はどこから生まれるのだろうか」という点から始まり、「結婚を介さない家族のあり方として、SNSを考えることはできないか」「ネットでのつながりと家族のつながりとの違い」「結婚の煩わしさは人間力を本当に上げるか」などの点について話し合いました。

後半では、「迷い婚から悟り婚に至るにはどうしたらよいか?」という問いに対して答えを出そうと試みたのですが、結婚に切羽詰まっている方があまりいらっしゃらなかった(?)ためか、前半よりもやや盛り上がりに欠ける感じとなってしまいました。「結婚するためにはやはり修行がいり、それは己を知るためである。そして自分と向き合うためには他者が必要なのであって、(その他者と)気づいたら結婚していたというのが理想なのではないか」というのが、共通見解だったかと思います。

参加してくださった12名のみなさん、ありがとうございました。