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2012/09/02

報告:メディカルカフェ健康な「私」と終末期の「私」

みなさま、中岡です。メディカルカフェの報告をさせていただきます。

日時:8月25日(土)13:30-17:00
場所:カフェP/S(神戸市灘区)
テーマ:健康な「私」と終末期の「私」
司会進行役:中岡成文
共催:患者のウェル・リビングを考える会
参加者:20名







酷暑の中を、会場いっぱいの参加者が駆けつけてくださった。
「終末期」への関心の高さを感じさせた。
事前指示書(リビング・ウィル)を書き残しておくことが1つのトレンドとなりつつあるが、そこでは自己決定が前提となっている。
しかし、たとえ終末期でも本人の意思は変わりうるので、これをどう扱うかという根本的な問題点がある。この点などを巡って、本人・家族の立場から、あるいは介護者、音楽療法家、成年後見人の立場から、さまざまな考え方が述べられた。
尊厳死をよしとする傾向を危ぶむ(「要らない」存在とみなされるから)意見も出された。
終末期のリアリティは若い世代(20-30代)にはやや薄いように思えた。

事前指示書は「プロセス」であり、関係性を重視して家族や周囲に「お任せ」することも一つの自己決定と言えるのではないか、ただしその場合でもすべてを任せきりにするのではなく、自分で情報を集めようとする姿勢が重要ではないか、という発言があり、私には説得的だった。