ページ

2012/06/27

シネマ哲学カフェ「若き作曲家の旅」


おひさしぶりです。くまです。

長らく開催できていなかったシネマ哲学カフェを再開しました。コアなファンのみなさま、再開希望のメール、ありがとうございました。ぼちぼち、細く長く続けていきます。

今回の映画は「若き作曲家の旅」。


グルジア民謡の採集のため、この地を訪れた若い作曲家がいつしかトラブルに巻き込まれていく姿を通じて、古くから支配の歴史に苦しめられたグルジア人の祖国への熱い思いを描いた一編。

白黒かと思いきやカラー。
支配と弾圧を扱った映画でした。



当局ににらまれたら最後、理由をでっちあげられて、連れて行かれる。そんな重苦しい映画でした。

対照的なグルジアの家屋、自然の美しさ。

どちらかというと弾圧する側の職についているので、なんだか悲しくなりました。支配を強めすぎた結果、民衆が消えてしまった町。その不条理さに胸を打たれました。

7月もやりますので、ふらっと寄ってみてください。それでは。

2012/06/26

中之島哲学コレージュ/コレージュのかせつ2「みんなで企画を考える」

こすがです。6月22日に開催された中之島哲学コレージュ/コレージュのかせつ2「みんなで企画を考える」に参加者された方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。

「「対話」が"仮"の場でできるということが印象的でした。」

「今回行われた議論を次回へ引きつぐという意味での継続性をもつことができたらと思います。テーマの継続性、あるいはデータベースでしょうか。」

「前回のコレージュのかせつも来て、今回も来たのですが、やはり同じテーマを何度もすることで、話が広がる事はあるなと思いました、3回目があっても良いかも。何人かから話しもでましたが、大きなテーマでなく、小さな疑問。気にかかる事を話すのもおもしろいと思います。"そんな事が気になるんや"という発見があると思うから。みんなのテーマを紙に書いてくじみたいに引いたことを話し合うとか?」

「仮説仮設中之島の画面に「ホーム」と書いてあったのがおもしろかった。本間さんの人との対話に関する考え方は、自分が人と話すときの考え方と同じだったので、菊地さんや意見を話された男性の話はオドロいた。」

「久しぶりのコレージュでした。前にきていた時より、ずっと少人数だった。聞きやすかった。 これは、人数の要因だけでなく、いつものような、拡散的な対話?(言い放し)でなく、本間×菊地の対話が、ちゃんとコミュニケイテッドな状態になっていて、話の流れを追いかけていけたことがよかったのだと思う。こんな構築的なセミナーぽいのも、私は大好きです。」

今回の参加者は18名でした。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。

2012/06/24

「部活ビルダー かえるぐみ」のブログで紹介されました。

こんにちは、まつかわです。

「部活ビルダー かえるぐみ」のブログでカフェフィロの活動が紹介されました。

http://kaerugumi.exblog.jp/15621161/


■部活ビルダー かえるぐみ
『部室ビルダー』とは、街に(町に)影響力のある面白くて深い活動と出会い、地域やコミュニティとの関係性をイメージしつつ、さまざまな場所を部室化するノウハウを蓄積した研究会的全国ネットワーク型のチーム…この夏、水と土の芸術祭で「部室ビルダー かえるぐみ」始動します。全国にあるすてきな活動・楽しいスペースやチームとのつながりを大切に広げていきたいと考えております。

「部室ビルダー かえるぐみ  ブログ」は日々このようなカタチで拡大・進行中です。
http://kaerugumi.exblog.jp/
「にいがた・ 水と土の芸術祭」での活動内容はこちらです。
http://www.mizu-tsuchi.jp/





こちらに、この作品の作者である藤浩志さんが企画の趣旨を書かれています。

http://geco.exblog.jp/14134366/


部室は活動を行うところではなく、活動の控室のようなところ。・・・ちなみに活動は別のところで行う。演劇部は舞台で発表し、スポーツ関係はグランドや体育館で…軽音部とかは練習室ではあるが活動はライブハウスとかホールで行う。…というところが重要。(http://geco.exblog.jp/14134366/)


カフェフィロも店舗をもたず、いろんなところヘ出かけていって活動して、そのことによっていろんな地域や人とのつながりができていっているので、なんだか背中を押してもらったような気分です。


お近くの方は、ぜひ7月14日から始まる「にいがた・ 水と土の芸術祭」にも足を運んでみてください。



2012/06/22

小金井哲学カフェよりお知らせ

こんにちは、まつかわです。
小岩井哲学カフェの花野さんより、哲学カフェ開催のお知らせが届きました。

***

テーマ:「お金のない世界を想像(創造)してみる」

お金は現代生活に欠かせません。なぜお金という概念が必要なのか、逆にいうとお金という概念がなくても人々の生活は成り立たせることが可能か(法制度、人々の価値観の変化、価値交換のための新テクノロジーなど)、貨幣経済に代わる新しい仕組みを考えたいと思います。

日時:6/30(土) 15:00-17:00
場所:麻よしやす(東京都 武蔵野市吉祥寺本町2-7-13 レディーバードビル3F)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)
主催:小金井哲学カフェ(はなの・まつうら)


***


以前、カフェフィロでも全国一斉に「お金」をテーマにした哲学カフェを開催したことがありますが、このテーマはなかったですね。(それぞれの哲学カフェで話題としてはでたかもしれませんが。)
いったいどんな話が展開されるのでしょう?

参加を希望される方は、小金井哲学カフェのブログよりご予約ください。





2012/06/20

セミナー受講者の実践

こんにちは、まつかわです。
みなさんのところは台風、大丈夫でしたか?

大阪では、カフェフィロのイベントではないですが、いつも中之島哲学コレージュでお世話になっているラボカフェのイベントがひとつ中止になったそうです。
こういうの、いつどのタイミングで誰が中止を決定するのか、それをどうやって参加者に伝えるのか、難しいですよね。
困ったときのために、自分用ガイドラインをつくっておきたいなと思いました。

さて、イベントといえば・・・
先日、3月で東京で開催したセミナーを受講したOさんから、「『市民後見カフェ』という催しを開きました」とお知らせいただきました。
10名強の方が集まって、「人から支援される」というテーマをめぐって成年後見人の話題など、意義深い場になったそうです。

その際、哲学カフェではないけれど「哲学カフェ風の語り合い」をイメージし、場づくりの基礎に「哲学ファシリテーター入門」や、カフェフィロの哲学カフェに参加して学んだことを活用してくださったとのこと。

今回のような場でのファシリテーションという営みは、忙しくて、奥が深い。はたでみているのと、やってみるのとでは大違いだなあ、というのが、まず実感したことです。3月に開催された「哲学カフェ入門」には感謝しております。あの場での体験や、あのときにいただいたハンドアウトが、今回のささやかではありますが、自分にとっての大切な実践にとって、大きな手掛かりとなりました。

こうした声をいただくと、私たちとしてもセミナーを開催した意義があったなぁ、と思います。
Oさん、ありがとうございます。

ただいまカフェフィロでは、次のセミナーを仕込み中です。
お楽しみに。

2012/06/01

中之島哲学コレージュ/書評カフェ『教育と国家』

こすがです。5月25日に開催された中之島哲学コレージュ/書評カフェ『教育と国家』に参加者された方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。

「良い意味でもやもやしました。もっと話したかったです。こんなに駅ではじけたのははじめてです。」

「教育ってむずかしい…。」

「教育があくまでツールだという一言が一番納得できました。またキョウミあるプログラムの回にはうかがおうかと思います。」

「国家と教育というテーマは非常に難しい問題と思います。あまりにも広い考えがありまとめることも難しいです。いろいろな考えがあることを聞いて大変勉強になりました。」

「テレビで国家etcの問題を見て感じていた事を発することができてよかったです。それに対して賛否両論の意見が聴けてよかったです。緊張したけど楽しかったです。」

今回の参加者は35名でした。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。