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2012/05/28

6月の小金井哲学カフェ

こんにちは、まつかわです。
小金井哲学カフェから6月の開催情報が届きました。


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日時:6/8(金) 19:00-21:00

テーマ:「心の病とは何か」
   医学や心理学に依らない見方は可能でしょうか。心の病の正体を哲学的に探ってみましょう。

場所:カフェ broom & bloom(東京都小金井市前原町3-40-20-106)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)

主催:小金井哲学カフェ(さどはら)
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詳細は、小金井哲学カフェのブログをご覧ください。

ちなみにカフェフィロでは6月6日(水)、大阪/中之島にて高橋代表の進行で「オンナ哲学カフェ」を開催します。詳しくは、こちらをご覧ください。

2012/05/21

5/19「働きがいは必要か?」@すてっぷ

こんにちは、まつかわです。
5月19日(土)は、すてっぷ(とよなか弾尾j共同参画推進センター)で哲学カフェでした。

テーマは「働きがいは必要か?」。
主催者であるすてっぷさんの柱の一つが就労支援となっていること、まだすてっぷを訪れたことがない人にも参加してほしいということで、「働く」について様々な立場の人が参加しやすいテーマをと考えました。
18名ほどの方が参加されましたが、「哲学カフェの存在は以前から知っていたけど、ハードルを高く感じてしまって・・・このテーマなら」と言ってくださる方が何人かいて、うれしかったです。なかには10年ぶりに哲学カフェに足を運んでくださったという方もいました。

最初のうちは「働きがいがなくても働けるというのは想像できない」という方と「働きがいはなくても働ける」という方、「褒められたらうれしくて働きがいを感じる」という方とそうではない方などはっきり立場が分かれていましたが、

  • お金のためや生活のためといった“働く目的”と“働きがい”は同じか?
  • 何のために働きがいが必要なのか?働くため?自分のため?職場のため?
  • 働きがいはいつでも必要?時代や社会的状況と働きがいとは関係あるか?
  • 職種や給与の有無によって働きがいが必要かどうかは変わるか?
  • 自分が感じる働きがいと、他の人からみた評価に相関関係はあるか?
  • 働きがいを感じるのはどんなときか?褒められたとき?成果がでたとき?

など様々な論点について話すうちに、互いに共通する前提や接点が少しずつ垣間見えてきました。

みなさんの議論をききながら、私自身が「働きがいの職場と、家族を大事にできる職場、どちらで働くべきだろうか」「家事を楽しくやる(あるいはしてもらう)にはどうしたらいいだろう」と悩んでいること、そういう悩みは「仕事や職場を選べる」という前提をもとに成り立っていることに気づかされました。
また、最初は自分自身の働き方について考えながらきいていたのですが、


  • 「働きがいがなくても生活のために働けるけれど、“働きがいは必要”とみんなが思ったほうが働きやすい職場になりそう」


という発言をきいて、“働きがい”というテーマは自分以外の誰かのことを思ってこそ考えるべきテーマではないかという気もしてきました。
「働きがいは必要かどうか?」の答えは人によって異なる。
だからこそ、あるプロジェクトに他の人の助けが必要なとき、家事の分担を家族で考えるときなど、自分とは異なるその人がどんなときに働きがいを感じてくれるのかというのは非常に重要です。
今回、様々な場所で様々な働き方をしている人たちの声を聞けたこと、就労支援を活動の柱としているすてっぷさんでこういう場をもてたことの意義を感じると同時に、同じ職場で働いている人同士の対話でも扱ってみたいテーマだと思いました。

2012/05/16

中之島哲学コレージュ/哲学カフェ「民主主義はどうあるべきか?」

こすがです。5月9日に開催された中之島哲学コレージュ/哲学カフェ「民主主義はどうあるべきか?」に参加者された方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。

「また来たいと思いました。すごく良い機会でした。次回は発言したいと思いました。最後に、価値の対立をどう調整するか、という意見がとても良いと思い、これからも考えていきたいと思いました。」

「政治にいま一つ興味はないが数多くの人が発言していた、マレなことだ。社会科学的なことかと思っていたが哲学的でもあるのだったか」

「おおむねルールにそってみなさん発言されていた。この場でギロンばかりつづけるのはむずかしくても、重要なテーマなので、何らかのグループの形成を促していただきたい。学校でのまともな民主主義理解の教育がなされていないと感じた。」

「生の意見を聞けておもしろかったです。このテーマでもっと話し合ってみたいと思いました。システムの話についてももう少しきいてみたかったです。」

「民主主義という考え方が、歴史的にいつ、どのように生まれたのか、民主主義のオリジンをあらためて考えてみたい。」

今回の参加者は37名でした。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。

2012/05/14

今週末の哲学カフェは・・・

こんにちは、まつかわです。
小金井哲学カフェの花野さんより、今月2回目の哲学カフェのご案内が届きました。


テーマ:「空気を読むのは得意ですか?」

公共の場でのマナーやビジネススキルと関連して話題になる「空気を読む」という行為。「空気を読む」ことについてのみなさんの意見を聞きつつ、さらに効用やリスクについても考えてみたいと思います。

日時:5/19(土) 15:00-17:00
場所:麻よしやす(東京都 武蔵野市吉祥寺本町2-7-13 レディーバードビル3F)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)
主催:小金井哲学カフェ(はなの・まつうら)


参加にはお申し込みが必要です。
詳しくは、小金井哲学カフェのブログをご覧ください。



同じ5月19日に、私も大阪で哲学カフェの進行をします。
テーマは「働きがいは必要か?」。
場所は、いつも哲学カフェを開催しているとよなか国際交流センターの1階下、とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」さんです。

※すてっぷ=Station Toyonaka Empowerment Partnership

みなさんは何のために働いていますか?
夢を実現するため? 生活のため? 生き甲斐のため?
働きがいに大きく影響するのは、仕事の内容でしょうか? 待遇でしょうか? それとも職場環境でしょうか?
そもそも「働く」ってどういうことでしょう?
家事も「働く」でしょうか? 子育ては? 無償のボランティアは?

性別年代関係なく、様々な方の参加をお待ちしております。
お申し込みは、こちらからどうぞ。

2012/05/10

グリグラ哲学カフェ「なぜ対話することが必要なのか?」

こんにちは、まつかわです。

5月8日(火)、神戸市北区子育て支援センターで開催した哲学カフェの進行をしてきました。
テーマは、「なぜ対話することが必要なのか?」

「一方的に円周率について熱く語る男子高校生とたまに「うん、うん」と相づちをうつ女子高校生のあいだに、対話は成立しているか?」
から始まって、
「会話と対話はどうちがうか?」「対話とは何か?」
「対話が必要なのはどんなとき?」
「話したくないという相手と対話することは可能か?」
「いま、この瞬間、対話は成立しているか?どうしてそのように言えるか?」
といった論点をめぐって話し合いました。



個人的には、例が夫婦の話題ばかりだったのが面白かったです。
(私も油を注いだ張本人なのですが・・・)

夫婦に対話は必要か?(必要だとしたらなぜ?)
夫婦で対話はできるのか?(できない場合どうしたらいい?)

私もパートナーと対話ができず悩むことが多いひとり。
「なぜ必要?」を考えているうちに、「自分が必要と思っても、相手はそうではないかもしれない。相手に対話を押し付けるのはエゴかもしれない」と反省したりもしました。
身近な体験をもとに考えられたおかげで、“話し合って終わり”ではなく、次の日からの行動を変えられるような収穫がありました。


次回のグリグラ哲学カフェは、7月10日(火)です。
テーマはその日、参加者から希望を募って決めます。
お時間のある方はぜひ気軽にお越しください。

2012/05/07

小金井哲学カフェより5月の開催予定

こんにちは、まつかわです。


今年度より小金井哲学カフェを引き継がれた松浦さんより、次回開催のお知らせをいただきました。
お近くの方は、いかがですか?




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5/11(金)に哲学カフェを開催します。

哲学の知識は不要です。
どなたでもお気軽にご参加ください。

※今回の会場もシャトー2F(ニーエフ)ではありません。
ご注意ください。

・テーマ:「悩む」とはどういうことか?   
・進 行:佐土原
・日 時:2012年5月11日(金)19:00-21:00
・場 所:カフェ broom & bloom   
      東京都小金井市前原町3-40-20-106
      ( JR中央線、武蔵小金井駅南口より徒歩5分 )

・参加費: 参加費は無料です。
     会場は普通のカフェですので、ドリンク・軽食等をオーダーしてください。




★参加の申し込み、問い合せについては、こちらからどうぞ。


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2012/05/06

NSDを体験・・・しました。

こんにちは、まつかわです。
5月3日、4日の2日間は、大阪で何度目かのカフェフィロセミナー「ネオ・ソクラティックダイアローグ(NSD)を体験する」を開催しました。

たった一つの問いをたて、たった一つの例についてじっくり考えることによって、全員で一つの答えを導きだす。
残念ながら今回は答えを出せませんでしたが、「自分らしく生きるとは?」という問いをめぐって、すばらしい対話が展開されました。
妥協することなく互いの意見に耳を傾け、考え方・物事の見方の差異を受け止め、対話中にときおり現れる戸惑いや不安を言葉にし、そのたびに信頼を深めながら進んでいく。
そんな受講者のみなさんの姿に、私も感動しました。
本当に、「結果ではなくプロセス」の大切さを思い知らされる対話でした。
(と書いたあとで、前回も似たようなことを書いていることに気づきました。何度体験しても、感動は薄れないようです。)

受講者のみなさん、2日間、朝から晩まで本当にお疲れさまでした。
みなさんからも「もっとやりたい!」と声がでましたが(実際に、みなさんの声におされて少し延長してしまいましたが)、私も「もっとききたい」という思いでした。

また、チョコレート用意して(※)、開催します。

※NSDはとてもハードなので、疲れを癒し体力を回復させるため、カフェフィロでは必ずお茶とお菓子を用意することにしています。お菓子選びには、スタッフのセンスが試されます。今回はチョコレートが特に人気で、スタッフの小菅さんがいろいろ用意してくれました。