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2014/08/27

9/13 哲学カフェ@京都北白川

こんにちは、まつかわです。
新たに賛助会員になられた井上さんより、京都にて哲学カフェを開催されるとお知らせいただきました。


~京都北白川「哲学カフェ」のお知らせ~

最近の社会情勢から家族のことまで、「気になること」が大変増えてきています。
直ぐに答えは出ないかも知れませんが、「対話」を通じて一緒に考えてみませんか?
「哲学」の知識は全く必要ありません。

◎日 時:913日土曜日 14001600まで
◎場 所:京都市左京区北白川西平井町22-2 「カフェ小さな花<電話:724-0410>」
     市バス3番 高原町下車 プリンツカフェ東側道を南へ3筋。
            北白川小倉町下車 聖ヴィアトール教会西側道を北へ3筋。
◎テーマは当日の参加者によって決めましょう。
◎進行役:井上成哉(初心者ですが…)
◎参加費:1.000-(コーヒーなど飲み物付)
◎予 約: 小さい小さいスペースです。必ず前日までにお申込み・ご予約下さい。
     定員 15名で先着順とします。
◎申込み・問合せ先: 井上成哉(イノウエ シゲヤ)
    mossgreen@art.zaq.jpまたは、075-255-7926までお願いします。


お近くの方はチェックしてみてください。

9/13 哲学カフェ@ひめじ「男らしさ、女らしさってなんだろう?」

おはようございます、まつかわです。
賛助会員の方より、哲学カフェの開催情報が届きました。


開催日時 : 9月13日(土)14時~16時
会  場 : mocco (姫路市綿町76 こうしんビル2F )
参 加 費 : 2,000円 (初めてご参加の方は500円OFF!)
別途、moccoの2時間利用料 500円要(ドリンクバー代が含まれます)

テーマ : 男らしさ、女らしさってなんだろう?
定  員: 6名


お申し込み方法など詳細は、studio CUEさんのこちらのページをご覧ください。

2014/08/26

ニーチェ『悦ばしき知恵』より未熟さについて(2)

こんにちは、まつかわです。
昨日アップした藤本さんの報告について、補足をいただきました。


<哲学カフェのつくり方>

8月23日の書評カフェの報告の追加です。
松川さんのコメントを読んでいて、私も反省したことがあります。反省点は、
そもそも、カフェは専門家、非専門家に関係なく、平等な立場を担保してその場にいる人と言葉を分け合う場であったわけですが、先日、私が参加者のお一人を「ニーチェを専門にされている方」と紹介してしまったことです。

紹介された方も少し戸惑われていましたが、知的好奇心の強い方から発言を巡る話に進んで、時間切れとなり、流れをテーマに引き戻すことなく終ってしまったことは、進行役としてまさに「未熟」であったと反省しています。

もうひとつ、その方の発言について「説明すると、不完全は完成の方向を向いているが、未完成は必ずしもそうではなく、場合によっては敢えて完成に背を向けることもある、ということでした。」の部分ですが、ここを読まれた方は、あたかもその方がそうおっしゃったように受け取られたかもしれません。この点は釈明をしておかなければならないかもしれません。つまり、「私がそう受け取った」というように訂正をして下さい。なかなか、カフェの報告とは難しいですね。


ただ、繰り返しになりますが、書評カフェは書籍を用いて対話をしますが、どう解釈するか重要なのではなく、参加者がどう感じ、どう思うかが大切で、その点では、専門家も非専門家もなく平等で、「先生」という呼称を使わないというのも、確か、そのようなことからでしたね。


カフェの報告とは難しいですね」にうなずきながらも、わざわざこうして追記してくださった藤本さんの報告を読んで、私も未熟でも考えたことをちゃんと言葉にしたいなと思いました。
生(なま)で哲学カフェや書評カフェに参加するのと、そこにいた人の視点を通してこうして報告を読むのとでは、全く別の面白さがあります。
ブログやニューズレター、本を読んで「面白そう」と思ったら、みなさんもぜひ気軽にご参加ください。

2014/08/25

ニーチェ『悦ばしき知恵』より未熟さについて

こんにちは、まつかわです。
藤本さんから、8月23日にカフェP/Sで開催された書評カフェの報告が届きました。


8月23日(土)13時30分〜17時
書評カフェ  カフェP/Sにおいて

ニーチェの『悦ばしき知恵』のアフォリズム79「未熟さの魅力」から、未熟さについて対話をしました。

前回(7月)は『哲学カフェのつくり方』が新聞などで掲載されたことで、参加者が急増、15名程のスペースには入りきらない状態で、商店街で椅子を調達しましたが、お帰りいただいた方も数名いました。その中にはこの書評カフェの常連さんもいて、帰られるお姿をみて哀しくなりました。

それに懲りたのか、猛暑もあってか参加者は7名でしたが、ニーチェがご専門の方や白水さん(カフェのオーナー)も参加して、充実した対話となりました。

書評カフェということで通常の哲学カフェのルール以外にいくつかお願いしました。1つは、解釈をするわけではなく、あなたがどう考えるかということ、2つ目は話題提供者と問答をするのではなく、あなたの考えをみなさんと共有すること、つまりソクラテスの対話ゲーム(なぜ?と問いつめていくゲーム)ではないということ、3つ目は、テーマから逸れないように、例えば、ニーチェについてあれこれ質問したり等、できるだけ避けていただきたいことを初めにお願いしました。

前半は、未熟さの魅力について、具体的に思いつくことを話していきました。
例えば、経験の浅い熱血教師、ピアニストの卒業公演の演奏、荒削りで演奏はいまいちであるが新鮮で反抗的なロッカー等々。

話していく中で、未熟さは老若男女に関係ないことを確認して、これまでの例で話された中から、成熟にない未熟の魅力を挙げていきました。

      破壊と創造(新しいものを生み出すエネルギー)
      可能性
      想像の余地
      内在する進化の衝動
      何かを補完するものではなく、それ以上の力
      反体制
      爆発
      パッション
      始まりとの出会い
      ドキドキ感

実は、未熟さはUnvollkommenheit となっていて、訳によっては「不完全性」と訳されているのですが、未完成とどうちがうのか、という視点が出ましたが、それに関しては、参加者と対話をする時間がなく、参加者の中でニーチェがご専門の方による半ばレクチャーになってしまったことは、ちょっと残念でしたが、逆にそうした説明があったことで、参加者は満足されたようでした。

説明すると、不完全は完成の方向を向いているが、未完成は必ずしもそうではなく、場合によっては敢えて完成に背を向けることもある、ということでした。

書評カフェとはいえ、基本は哲学カフェですから、参加者がどう考えるかを共有していく場であるわけですが、書籍を使用することで、参加者の中には知的欲求をもって来られる方がおられて、レクチャーに対する期待感と満足度は高いようです。なかなか難しいところですが、少なくとも神戸での書評カフェは、できるだけ専門的な知識は伝えないようにして、参加者が全員で考え、個々が気づきに至る場となればと思っています。

次回は日程は決まっていませんが、『悦ばしき知恵』第三書からアフォリズムを1つ選んで対話をしたいと思っています。参加者の数もそろそろ通常通りとなりますので、リピーターの方も、初めての方も是非ご参加下さい。
 
                             藤本啓子


未熟の魅力、興味深いですね。
最近いろいろ自分の未熟さを感じるところが多いので、私も読み直してみようと思ってしまいました。
私が進行した哲学カフェの報告が滞っているのも、ひとえにこの未熟さのせいで・・・申し訳ありません。
単純に時間がないとかいう忙しさのせいではなく、哲学カフェを始めたころのように対話について試行錯誤というか、もう一歩自分自身を見つめ直して先に進まなければならないと感じています。
そういうときって、今までできてたことが一度できなくなったり・・・しますよね?
みなさんとの対話自体は楽しくできているのですが、それを自分なりに消化して言葉にするところでつまってしまって・・・まさに破壊と創造の必要性を感じています。
もがいているうちに、そのうち、なんとかひねり出せるとおもうので、あたたかく見守っていただければ。

2014/08/24

震災と〈ふるさと〉 てつがくカフェ@南相馬

こんばんは。
残暑厳しきおり、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、てつがくカフェ@南相馬でした。
テーマは、震災と〈ふるさと〉


参加してくださった方々、どうもありがとうございました。
南相馬での対話が続けられているのも、参加してくれる方々をはじめ、いっしょに〈対話の場〉を作ってくださっている方々のおかげです。





今日の対話の記録です。〈ふるさと〉をめぐって、ここに集まった方々から、さまざまな「言葉」が語られました。

てつがくカフェ@南相馬は、これからも続けていくつもりです。
機会がありましたら、ぜひご参加ください。

2014/08/21

南日本新聞に『哲学カフェのつくりかた』の書評が掲載されました。

おはようございます、まつかわです。
南日本新聞に『哲学カフェのつくりかた』の書評が掲載されました。

2014年8月10日の10面。
鹿児島哲学カフェ主宰の能瀬博之さんが本の内容をわかりやすく紹介してくださっています。
手にとる機会があったら、ぜひ。

鹿児島の新聞なので、他地域の方はあまり手にとる機会がないかも。
私も編集さんに届けてもらって読んだばかり。
しばらく持ち歩くようにしようかな。
読みたい方は声をおかけください。



2014/08/18

8/30 小金井哲学カフェ「温かい無関心」

こんにちは、まつかわです。
小金井哲学カフェより次回の開催情報がとどきました。


日時:8月30日(土)18:00-20:00

テーマ:温かい無関心

「無関心」というのは、何かの問題や事柄に関心がなく、関わろうともしない状態です。
無関心であれば問題は意識されないし、周りからは「冷たい」と見られる場合もあるでしょう。

一方で、無関心である(表面上の場合も含む)ほうが、むしろ好ましいこともあるようです。

今回は、「良い無関心」、「悪い無関心」について話し合いたいと思います。

主催:小金井哲学カフェ 進行:花野


進行の花野さんが、このテーマでやろうと思った動機も教えてくださいました。

「今回のテーマは、急逝したロビン・ウィリアムズの映画「パッチ・アダムス」の
最後のシーン(医学部放校に対して医師会に異議申立てするシーン)から着想
しました。

患者のQoLを説く台詞「死は敵ではありません。病気と闘う場での一番の敵は”無関心”です。」からです。ただ、無関心も色々あるかもと思って、ちょっと逆説的なテーマ名にしてみました。」

参加をご希望の方は小金井哲学カフェのサイトよりお申し込みください。

2014/08/10

NSDセミナー@東京

こんにちは、ひろいです。

遅くなりましたが、さる7月26日-27日に開催されたNSDセミナー@東京のご報告です。

今回で3回目になるNSDセミナー、講師はすっかりおなじみの松川絵里さんです。
前日に岡山から東京入りし、その晩は『哲学カフェのつくりかた』の刊行イベントに出演されさぞお疲れかと思いきや、翌朝はこの笑顔!




さて、今回の参加者は女性と男性4名ずつの計8名でした。参加動機は「対話の進行に役立てたい」「仕事に活かしたい」「じっくりと考えたい」「松川さんに会いたい」などさまざまで、遠方四国から参加してくださった方もいたんですよ!

NSDは参加されるメンバーによってまったく雰囲気が変わるのですが、今回はとても穏やかで和やかに行われました。といっても、疑問点や不安に感じる点は明らかにし、妥協することなく着実に歩みを進められた皆さんは、探求の共同体の一員であることを十分に自覚されていたようです。



2日間ともランチ時以外はほぼ座りっぱなしの皆さんでしたが、頭の中はフル回転されていたはず。終了後は、「とにかく疲れました」「こんなに考えたことはない、というくらい考えた」「別のテーマでまたやりたい」「3泊4日の合宿NSDをやりたい」などの声をいただきました。

ご参加くださった皆さま、有難うございました。
またお会いしましょう!!


2014/08/09

こどもてつがく:はなして、きいて、かんがえよう「友達ってなーに?」

こんにちは、まつかわです。
台風、大丈夫でしょうか。
岡山は明日朝、最接近だそうです。
今日の哲学カフェ、中止にしても誰か来てしまいそうなので中止にはしていません。
が、帰れなくなってしまわないように、お住まいの地域の警報や交通機関の運休状況などを確認のうえ、ご判断ください。

さて、昨日は岡山市立高島公民館にて、子どもたちと「ともだちってな〜に?」について考えてきました。
参加してくれたのは、小学1年生から5年生までの8人+Sちゃん(推定年齢5歳?)。
っていうか、Sちゃん、まだ小学生じゃなかったんだね。しっかりしててから、小学1年生ぐらいだとおもっちゃったよ。
姉妹や兄弟での参加のほか、夏休みということで遠方からきたいとこちゃんと参加してくれた子もいました。

コミュニティボールのワークでウォーミングアップをしたあと、私が大好きな絵本『ともだちや』を一緒に読みました。





「キツネとクマは友だちだと思う?」というとこで意見がわかれたのが面白かったです。
みんなの体験から大切な友だちにウソをついちゃうときの気持ちや、どうしたらウソをつかず友だちも傷つけずにいられるか考えました。

2時間と小学生には長い時間だと思うのですが、みんな最後まで集中して考えてくれました。
参加してくれたみなさん、高島公民館のみなさん、ありがとうございました。

高島公民館では、秋に女性講座のなかで哲学カフェも開催する予定です。
こちらもとても楽しみです。

2014/08/07

9/3 テツドク!鷲田清一『顔の現象学』

おはようございます、まつかわです。
バタバタしていて、全然更新できずにごめんなさい。
報告もいろいろたまっていますね・・・。

とりいそぎ、告知だけ。
9月3日にさする庵にて、テツドク!を開催いたします。
理学療法の先生である玉地雅浩さんと、鷲田清一『顔の現象学』を読みます。
しかも、3回にわたってじっくりと!

テツドク!(哲読)鷲田清一『顔の現象学』(1)

今回は3回連続のうちの1回目。
追って、2回目、3回目の日程もお知らせします。

お近くの方は、ぜひふるってご参加ください。