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2012/09/28

中之島哲学コレージュ/哲学セミナー「あなたの身近な公共性」

こすがです。9月21日に開催された中之島哲学コレージュ/哲学セミナー「あなたの身近な公共性」に参加者された方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。

「誰が公共的な問題についてきめるのか?声をあげる、声のあげ方が必要。この一言が心に残った。」

「どのようなコミュニティを前提としてそこに問題を見たのか、を共有する仕組み、技術が必要だと思う。」

「公共か、公共でないかは、当事者の数の割合になるのではないでしょうか。当事者が少ないのにもかかわらず、それに関する公共のものが多ければ無駄になると思う。当事者のコミュニティーが公共であると考えます。」

「広く、深く、とても面白かったです。もっと考えてみたいし、PE班の活動にも興味あります。」
 
「"参加の仕方"というキーワードが印象に残りました。パブリックと知・情報との関係について関心があったので参加しました。ありがとうございました。」

今回は32名の方々にお越しいただきました。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。

2012/09/26

10/9 岡山で、異文化カフェを開催します!

こんにちは、まつかわです。
東京セミナーから帰ってきて一息ついたところですが、また新しいことを始めます。
カフェフィロのイベントというわけではありませんが、今後、カフェフィロが中四国で活動する転機となる活動となりそうなので、お知らせさせてください。

来月、岡山で「異文化カフェ」を開催します。
哲学カフェではありませんが、ご縁があって松川が進行をさせていただくことになりました。
このブログの読者に岡山の方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、お近くの方で関心のある方がいらっしゃったら、ぜひご参加ください。


異文化カフェ
〜カリナさんからみた日本の保育〜

9月から10月まで岡山の保育園でインターンシップを行っているカリナ・ホイヤさん。ドイツ人のカリナさんから見た日本の保育園はどのように映っているのでしょうか。どうして保育園でお昼寝するの?どうして同じクラスには同じ年齢の子しかいないの?カリナさんが感じた日本の不思議をききながら、保育や文化のちがいについて語り合いましょう。

日時:2012年10月9日(火)18:00~19:30
場所:岡山大学まちなかキャンパス 城下ステーション
   ※地図はこちら

★席数に限りがございます。
 参加をご希望の方は必ず前日までに松川までご連絡ください。
 連絡先:e-matsu★cafephilo.jp(★を@に置き換えてご送信ください。)

【企画・進行】
岩淵 泰(岡山大学 地域総合研究センター)
松川絵里(カフェフィロ、大阪大学CSCD特任研究員)
花野 真栄(行政書士)


会場の「城下ステーション」は岡山大学の地域総合研究センターの拠点のひとつ。
「カルチャーゾーン」と呼ばれるあたりの、県立美術館の向かいにあります。
私は自転車で行きますが、お車の方は近くの駐車場をご利用ください。
コインパーキングもたくさんありますが、城下駐車場からもそんなに遠くないと思います。

2012/09/25

哲学ファシリテーター入門セミナー@とうきょう

こんにちは、ひろいです。

 さる9月22日、23日に第2回カフェフィロセミナー@とうきょうを開催しました。
両日ともに松川えりが講師を務め、今回も盛況のうちに終了しました。

 22日(土)の「哲学カフェを開いてみたい人のために」は前回同様、前半はレクチャー、後半はワークショップ形式で、哲学カフェとは何かを知っていただく内容です。
 レクチャーでは哲学カフェに関する基本的な知識から、実際に哲学カフェを開く際のテーマ選びなど実践に役立つノウハウをご紹介しました。その後の質問コーナーでは、哲学対話と単なるおしゃべりの違いなど皆さんの疑問に松川がお答えしました。
 また、哲学的思考を促すためのツールを用いた後半のワークショップでは、ツールの使い方に最初は戸惑いながらも、いつのまか哲学的な問いを掘り下げていくことができました。
 



 23日(日)の「質問力を鍛える」は東京初のセミナーで、2つのワークショップを通じて「よい質問」が哲学的思考を深めることを体験していただきました。
 前半は3人一組で、ソクラテス、若者、プラトンを体験するソクラテスゲームを、また後半はオスカー・ブルニフィエ考案のワークを全員で行い、相手の考えを引き出すための質問の仕方を考えていきました。



 松川が進行した22日と異なり、参加者の方々自らが対話を作り上げていくワークを行った23日は、皆さんの表情がより生き生きされていたのが大変印象的でした。
 
 また、終了後は「これからいろいろな哲学カフェに参加してみたい。」「実際に哲学カフェを開いてみたい。」などのお声をいただきました。今回のセミナーをきっかけに、哲学対話を楽しむために新たなステップに進まれる皆さん。私たちとしては嬉しい限りです。
 
 
 

 ご参加くださった皆さま、本当に有り難うございました。また、キャンセル待ちで今回はご参加いただけなかった皆さま、次回はお目にかかれますよう。






シネマ哲学カフェ『モバイルハウスのつくりかた』

みなさま

9月のシネマ哲学カフェは『モバイルハウスのつくりかた』という
映画で行いました。



建てない建築家、坂口恭平さんの初のドキュメンタリー。財布にあるお金だけで家はつくれるのか?つくれるとしたらどんな家なのか?

移動式の家を、吉祥寺の駐車場に置く。
こうすれば、若い人でも家が作れる!





ふつうの家を建てる
河川敷に段ボールの家を作る

この二つの中間を狙って、ふつうの家に対する批判として、坂口さんのモバイルハウスは鋭い。行動力もすごい。

ただ、それはあくまで二つ目の家としてモバイルハウスを使う限りにおいてではないか?

というところに疑問が少し残りました。

それでは、来月もまた、よろしくお願いします。

2012/09/24

てつがくカフェ@南相馬

こんにちは。つじです。
てつがくカフェ@南相馬の開催が決まりました!
南相馬で初めての哲学カフェです。

テーマ:「いま、南相馬で暮らすって、どういうこと?」

東日本大震災から1年半が経ちました。きっといろんな思いを抱えながらこの町で暮らしていると思います。さまざまな思いを語り合いながら、ゆっくりと考えてみませんか?

*全員で話し合う時間だけではなく、中学生・高校生だけで話し合ったり、大人の意見を聞いたりする時間を作りたいと思います。


日時:10/21(日)14:00〜16:00

場所:南相馬市情報交流センター 交流広場(南相馬市原町区旭町2−7−1)
*南相馬市立中央図書館1階のカフェでおこないます。

進行:辻明典(大阪大学大学院 博士前期課程/カフェフィロ)

予約は不要です。当日、直接会場にお越しください。途中参加もOKです。

お問い合わせ:shinsai.kodomo@gmail.com (担当:辻)

主催:震災後の生活や社会についてこどもと対話するプロジェクト
協力:カフェフィロ/大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/さぽーとセンターぴあ/南相馬市市民活動サポートセンター





9/30 小金井哲学カフェ「大人とは誰か」


こんにちは、まつかわです。
ただいま、東京でセミナーを終え帰って参りました。
セミナーの報告はまた後ほどするとして・・・

カフェフィロセミナーにも参加してくださった小金井哲学カフェより、次回開催のお知らせが届きました。
お近くの方はぜひご参加ください。


日時:9/30(日) 19:00-21:00
※今回の日曜開催は夜になりますのでご注意ください。

テーマ:「大人とは誰か」

大人とは、どういう人のことを指すのでしょうか。
法律で定められた年齢以上の人?物事を理性的に判断できる人?
定義はいろいろ考え付きますが、あるケースを想定した定義が別のケースにもあてはまる場合もあればそうでない場合もあるでしょう。
今回は、そんな「大人」の定義や、それにまつわる話をしたいと思います。

場所:カフェ broom & bloom(東京都小金井市前原町3-40-20-106)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)
主催:小金井哲学カフェ(はなの、まつうら)


2012/09/19

中之島哲学コレージュ/哲学カフェ「話が長いとは?」


こすがです。9月12日に開催された中之島哲学コレージュ/哲学カフェ「話が長いとは?」に参加者された方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。

「すれちがうだけの各人が様々な考えや思いを抱いているんだなあと思いました。刺激的で楽しかったです。」 
「あっという間の2時間でした。」 
「「話が長い」イコール悪いことというマイナス(否定的)に認識されているんだということを改めて意識しました」 
「まず、長い、長いと感じる、のどちらで話し合うのか…をはっきりした方が焦点を絞れたのではと思います。"かみ合わない"時は、話がかみあって、"話が長い"時は、話の長い人が(ほぼ)いない。面白いですねえ。次回はどうされますか!?」 
「身近な例が思い浮かんで話しやすいテーマだった。話している時どんなことがおこっているのか、などいろんな論点がでて面白かったです。」

今回もお暑い中30名の方々にお越しいただきました。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。

2012/09/18

10/8 びわこ哲学カフェ「勇気とは何か?」


こんにちは、まつかわです。
びわこ哲学カフェのやまもとさんより、次回開催のお知らせが届きました。




日時:10/8(月・祝)15:00-17:00
テーマ:「勇気」とは何か?
場所:大津百町館(http://hyakucyou.s11.xrea.com/
参加費:無料

※会場は大津市の町屋です。飲み物等の販売はありません。
 各自でご用意をお願いいたします。

参加申し込み等の詳細はびわこ哲学カフェのHPをご覧ください。
http://biwako-philosophycafe.blogspot.jp/


前回と会場が変わったようです。ご注意ください。
今度は町家でやるみたいですね。いいなぁ。

2012/09/16

天正さんよりKyoto Current展のお知らせ

こんにちは、まつかわです。
3月に中之島哲学コレージュで一緒にミルトークをした天正寛人さんより、展覧会のお知らせが届きました。

Kyoto Current展
http://kyoto-current.com/


これは同志社大学の美術と経済の関わりを研究する学生たちが主催して行うもので、今年も京都市美術館の別館で9月18日~23日かけて行なわれます。会館時間は9時から17時で、会期中は入場無料で展示をご覧いただけます。


そうそう、昨年、中之島哲学コレージュの帰りに作品集をみせてもらって、この展覧会で作品をみて、それで「この作品でミルトークをしよう!」って決めたんだった。
私は週末カフェフィロセミナーで東京なので行けませんが、お近くの方がいらっしゃったらぶらりと立ち寄ってみては?


2012/09/15

直前のお知らせ:とよなか国際交流協会の哲学カフェ、本日開催されます

また直前のおしらせで申し訳ございませんが、本日15時より、C.C.スペース(国際交流センター「エトレ豊中」6階)にて哲学カフェが開催されるそうです。ご興味あるかたはお気軽にどうぞ。



 


日時:9月15日(土)15~17時
場所:C.C.スペース(国際交流センター「エトレ豊中」6階)
進行役:辻明典さん(大阪大学大学院)
テーマ:「ホッとするってどういうことだろう?」

哲学カフェでは、日常生活から、科学、芸術まで様々なテーマで参加者みんなで問いや意見を出し合い、議論を楽しむ対話の場です。
ふだんふと気になることはあるけれど、ことさら話したりしないこと。お茶を飲みながらゆっくり考えてみませんか。

主催:公益財団法人とよなか国際交流協会、大阪大学コミュニケーションデザインセンター、カフェフィロ

お申込 電話:06-6843-4343 e-Mail:atoms@a.zaq.jp
(担当:金、山本房代) 

2012/09/14

神戸哲学カフェのテーマが決まりました

こんにちは、まつかわです。
9月16日に神戸市立図書館内で行われる哲学カフェのテーマが決まったようです。
先日の哲学カフェでも尋ねられたので、お知らせしておきます。
テーマ:なぜ他人と比較してしまうのか
場所など詳細は、こちらよりご確認ください。


2012/09/12

東京セミナー23日は締め切りました

こんにちは、廣井です。

おかげさまで、Tokyo企画第2弾「哲学ファシリテーター入門セミナー」の23日(日)は定員に達しましたので締め切らせていただきました。
http://www.cafephilo.jp/fes/20120922.html

23日ご希望の方にはキャンセル待ちでお受けし、キャンセルがあり次第順次ご案内する予定です。
なお、22日(土)は僅かですが残席がございます。
参加ご希望の方はお早めにお申し込みくださいませ。

自分とちがう意見を受け入れにくいのはなぜ?

こんにちは、まつかわです。
昨日(9月11日)は、神戸市北区子育て支援センターにてグリグラ哲学カフェでした。

テーマは、「自分とちがう意見を受け入れにくいのはなぜか?」。
前回初めて哲学カフェに参加された方の、「哲学カフェでは他の人の意見も抵抗なくきけるのに、普段はなかなかそれができない。なぜだろう?」という疑問がきっかけです。
参加者は9名。
こんな意見がでてきました。

  • 自分の意見を受け入れてもらおうというのはエゴでは?
  • 納得すれば受け入れられる
  • 自分の利益に反することは受け入れ難い
  • 相手の言い方にもよる
  • 人間は説得されることを嫌うもの
  • 年齢を重ねるについれて体が弱り、余裕がなくなる
  • 人によって大事にしているものがちがう
  • 受け入れればいいってものじゃない。受け入れないほうがいいこともある




それにしても、今回のテーマは例をあげるのが難しかった。
「自分とちがう意見を受け入れにくいのはなぜか」を説明しようとして具体例をあげると、たちまちその問題について自分の意見の主張をすることに夢中になってしまうんです。ひとしきりその人の主張をきいては、進行役から「それじゃあ、それと反対の意見を受け入れるにはどんな条件が必要ですか?」と投げかける・・・を繰り返しました。

みなさんの話をききながら私がしみじみ感じたのは、自分とちがう意見を受け入れるのが難しいのは、それが自分の意見ではないからだということでした。
何を言ってるんだ、それじゃ同語反復じゃないかって?
うん、奇妙ですね。
そもそも、「相手の意見を受け入れる」とはどういうことでしょうか?
自分の考えを胸にしまいこみ、相手の言うとおりにすることでしょうか?。
今回の参加者の考えはちがいました。
いくら相手の言うとおりにしても、相手の意見に心から賛同していないかぎり、相手の意見を受け入れたことにはならない。
とすると、自分の意見と異なる意見を受け入れるということは、自分自身の意見が変わることを意味します。
問題解決のための「譲歩」も、自分の意見をガマンして押さえつけることによって可能になるのではなく、自分の意見を相手相手の意見に近づけることによって可能になるのではないでしょうか。




■次回のグリグラ哲学カフェ

  • 日時:12月11日(火) 10:15〜12:00
  • 場所:神戸市北区子育て支援センター
  • テーマ:当日参加者のみなさんから募ります。


2012/09/08

哲学カフェ「ご近所付き合いは何のため?」

こんにちは、まつかわです。
8月25日(土)にすてっぷ(とよなか男女共同参画推進センター)で開催された哲学カフェ、書きたいことがありご報告が遅れてしまいました。

テーマは、「ご近所付き合いは必要か?」。
すてっぷのスタッフの方と、たくさんの候補のなかから相談して決めました。
地域の方をサポートするすてっぷにとっても「ご近所」の問題は重要ですし、すてっぷが関わっていきたい人にとっても大事なテーマだろうと。それから、前回女性の参加者の発言がやや少なく感じたので、女性が話しやすそうなテーマを選ばせていただきました。
進行役の私も、自分のご近所づきあいについて「これでいいのかな?」と思っているところだったので、みなさんの声をきくのを楽しみにしていました。

参加者は20名ほど。
ねらいどおり女性にもたくさん発言してもらえました。
初めて哲学カフェに参加するという方もけっこういた気がします。

ご近所問題の定番、ゴミ問題から始まり、子どもや庭の木がご近所迷惑をかけないか、気の合わない人とどうつきあうか、あいさつを無視されたら?・・・などなど。ひとつひとつの例がとてもリアルなのが印象的でした。
いろんな体験談を話しながら「ご近所づきあいは何のため?」の答えは、わりとすぐでてきました。
「災害などいざというとき助け合えるように」
「子どもや庭木で日常的に迷惑をかけざるをえないので、普段から関係をよくしておくことが大事」
「家は寝るところだから、家で安心して過ごせるように」
問題はここからです。後半は主に二つのポイントをめぐって対話がなされました。

ひとつは、「ほどよい距離感でつきあいたい。けど、そのためにはどうすればいい?」「そもそもほどよい距離感ってどんな関係?」ということです。
みなさんそれぞれの理由で「ご近所づきあいは必要」と言うものの、もう一方で「わずらわしい」と感じることもある。この問題について、これまた様々な体験を話しながら、「自分にとってのほどよい距離感と、相手にとってのほどよい距離感は異なる可能性がある」という問題、それから、「ほどよい距離感は時代やその人の状況によって変わるのではないか(年齢、性別、子どもの有無、共働きかどうか、一戸建てかマンションか、家=職場か家≠職場か、等々)」ということが指摘されました。

もうひとつポイントとなったのは、「ご近所づきあいはそれ以外の関係(家族や職場)とどう異なるか」ということです。
これについて「人はひとりでは生きていけない。だからご近所づきあいは必要」という意見に対して、進行役から、「家族じゃダメなんですか?」と疑問を投げかけたところ、「ご近所付き合いは誰と仲良くするか選べる。あまり険悪な関係でなければ、仲のよい人とそうでない人がいていい。選べるのが、職場の人間関係や家族とちがうところ」という意見がでました。さらに、「家が近いほど仲良くしなければというわけでもない。ちょっと離れたところに助けてくれるひとがいればいい」という言葉も。

今回の哲学カフェが始まる前、私は、「自分にとってのご近所=同じマンションに住む人」と思っていました。しかし、同じマンションに住む人とはあいさつ程度のやりとりしかない状態で、「特に困っているわけではないけれど、これでいいのかなぁ」と落ち着かない気分でいました。
今回の哲学カフェにでて、まず自分の落ち着かない気分が「家=寝るところだから安心したいけれど、隣に住んでいるのがどんな人かもよくわからなくて不安」だったということがわかりました。しかし後半、「家から30分程度のところにいざというとき助けてくれる人がいればよい。それもご近所づきあい」という意見をきいて、「ご近所」という言葉のイメージが「同じマンションに住む人」からぐっと広がり、「それならあの友だちがいてくれるから大丈夫」と安心することができました。

参加者のみなさんはどうだったでしょうか?
翌日からのご近所づきあいが劇的に変わることはなくても、私のように、明るくご近所づきあいをしていけるような気づきが少しでもあるといいなと思います。

すてっぷでの哲学カフェは今年度中にあと1回開催される予定です。
また詳細が決まりましたら、カフェフィロのHPメールマガジンでお知らせします。



【まつかわ 今月の予定】

9/11(火) 哲学カフェ@神戸市北区子育て支援センター
テーマは当日参加者から募ります。予約不要です。→詳細

9/22(土)-23(日) カフェフィロセミナー「哲学ファシリテーター入門」
残席わずかになりました。お申し込みはお早めに。→詳細

2012/09/02

報告:メディカルカフェ健康な「私」と終末期の「私」

みなさま、中岡です。メディカルカフェの報告をさせていただきます。

日時:8月25日(土)13:30-17:00
場所:カフェP/S(神戸市灘区)
テーマ:健康な「私」と終末期の「私」
司会進行役:中岡成文
共催:患者のウェル・リビングを考える会
参加者:20名







酷暑の中を、会場いっぱいの参加者が駆けつけてくださった。
「終末期」への関心の高さを感じさせた。
事前指示書(リビング・ウィル)を書き残しておくことが1つのトレンドとなりつつあるが、そこでは自己決定が前提となっている。
しかし、たとえ終末期でも本人の意思は変わりうるので、これをどう扱うかという根本的な問題点がある。この点などを巡って、本人・家族の立場から、あるいは介護者、音楽療法家、成年後見人の立場から、さまざまな考え方が述べられた。
尊厳死をよしとする傾向を危ぶむ(「要らない」存在とみなされるから)意見も出された。
終末期のリアリティは若い世代(20-30代)にはやや薄いように思えた。

事前指示書は「プロセス」であり、関係性を重視して家族や周囲に「お任せ」することも一つの自己決定と言えるのではないか、ただしその場合でもすべてを任せきりにするのではなく、自分で情報を集めようとする姿勢が重要ではないか、という発言があり、私には説得的だった。



2012/09/01

便座ヒーターも必要悪?

8/28のさする庵の哲学カフェには12名の方がいらっしいました。
ありがとうございました。

参加された方からのコメントも届いてます。
ありがとうございます。
表題の意味も含めて、当日の様子が少し伝わるかなと思います。
興味ある方はこちらの記事のコメント欄をどうぞ。

あ、1つ前の投稿でまつかわさんも感想書いてくれてますね。
こちらもあわせてどうぞ。

次回は10月後半、テーマはSNS関係を予定してます。

わたしも別の催しの感想をひとつだけ。
8/18、熊さんから報告があったシネマ哲学カフェ『喜びも悲しみも幾歳月』に参加しました。
少し遅れて館内に入りましたがほぼ満席です。
隅にパイプ椅子を出して座りました。
半分ほど過ぎて「第2部」に入る頃、ご年配の男性が館内に入り隣のパイプ椅子腰掛けたのですが、みはじめてすぐ涙、とりわけ終盤の娘の婚姻話とか「バカ」の話のあたりは前のめりで涙涙。何かご自身の経験と重なるものがあったんでしょうかね・・・。

途中大きな音が何度もするので効果音かと思ったら雷でした。
終了後外に出ると豪雨。館内も前方座席の人は床にまで浸水していたようで、外ではシネ・ヌーヴォースタッフの方がバケツで必死に水をかき出してました。

いろんな意味で印象に残った哲学カフェとなりました。
カフェも楽しかったのですが、この辺で。