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2013/06/30

城下ステーションは県立美術館の向かいです

おはようございます、まつかわです。
本日は岡山大学のまちなかキャンパス、城下ステーションで哲学カフェです。
テーマは、「次世代に伝えたいもの」

場所は・・・

まちなかキャンパスのサイトより拝借

県立美術館の真向かいです。
たしか県立美術館では、本日まで美作の美術展をやってるはず。
哲学カフェの前後にぶらりと立ち寄るのもいいなぁ。
と、いますごく迷っています。

2013/06/29

7/8のミルトークに先立ちまして・・・

こんにちは、まつかわです。
明日は岡山で哲学カフェ。
ですが、ただいま7月8日(月)に開催するミルトークに向けて、作家さんとメールで最終確認に追われております。

扱う作品は村山修二郎さんの「緑画」と呼ばれる作品です。
村山さんは自然をモチーフとして制作を続けている方で、以前私がミルトークについて書かせていただいた『Repli 02』の特集で知ってから、ずっと一緒にミルトークをできたらと編集の方とお話していたんです。

とはいえ、アート作品を扱うミルトークは、哲学カフェほど気軽に実現できるものではなかったりします。大事な作品をお預かりできる状況が調わなければいけませんから。

それで、ずーっと「できたらいいな」でとまっていた企画が、村山さんの大阪での個展(なんと美容院に作品が展示されているんです)をきっかけに、急遽実現することになりました。

こちらが、その個展のDMのデザイン。
2種類の作品が並べられています。

もともと定員が少ないこともあり、残席わずかとなっております。
平日夜ではありますが、officeドーナツトークさんのご協力で会場は大阪市内。
参加をご希望の方は、お申し込みお急ぎください。


残念ながら「遠くて行けないよ!」という方は、ぜひ村山さんのワークショップへ。

山口では明日!、6月30日(日)に山口情報芸術センターにて開催。
☞詳細はこちら

東京では、8月11日(土)に21_21 DESIGN SIGHTさんにて、企画展 藤原 大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」の中の関連企画として開催されるそうです。
☞詳細はこちら


2013/06/28

びわこ哲学カフェが『リビング滋賀』で紹介されました。

こんばんは、まつかわです。
本日3回目の更新です。

カフェフィロ賛助会員の山本さんが開催されているびわこ哲学カフェが、『リビング滋賀』(6月29日号)で紹介されています。
「哲学って意外と身近なものですよ〜」ということが伝わってくる記事です。

「読みたい!」という方は、こちらからどうぞ。

7/5 小金井哲学カフェ「菜食主義」

こんにちは、まつかわです。
本日2回目の投稿です。

賛助会員の佐土原さんより小金井哲学カフェ開催のお知らせが届きました。


日時:7/5(金)19:00-21:00

テーマ: 菜食主義

 主義をお持ち方・疑問をお持ちの方など
 多数のご参加をお待ちしています。

場所:カフェ  broom & bloom(東京都小金井市前原町3-40-20-106)
   東京都小金井市前原町3-40-20-106

料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)

主催:小金井哲学カフェ 進行:佐土原


「主義」と言えるかどうかはわかりませんが、実は私も、病気治癒のため菜食をしていた時期があります。
「菜食」と言っても、多種多様な菜食があり(玉子や牛乳を食べるかどうか、無農薬にこだわるかどうか、「食用に栽培する」ということをどう捉えるか、加熱するかしないかetc...)、実践者からすると「他の菜食とひとくくりにしないで!」というところがあります。それだけその奥には様々な「食」に対する考え方があるということですよね。
しかも、その考え方がダイレクトに身体や生活や他者とのつきあい方に関わってくる。
菜食の是非という方向ではなく、みなさんが「食べる」ということをどんなふうに捉えているのか、に向き合える時間になるといいなぁ・・・と遠方で参加できないゆえ無責任に思うしかないのですが願っております。

7/12 これからのことば 第4回「憲法を読む」

こんにちは、まつかわです。
Social Kitchen Working Group震災/原発③のみなさんより「これからのことば」第4回の案内が届きました。

第3回までは「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の映像資料を鑑賞して哲学カフェを開催しましたが、今回はちょっと趣向が変わって、憲法のことばについて考えてみようという企画です。

詳細については、Social kitchenさんのサイトよりご確認ください。

2013/06/25

報告:書評カフェ『経済の文明史』

三浦です。
今年から名古屋での対話活動を一緒に担ってもらっている安田さんに、先日の書評カフェの報告を書いていただいたので、代理で投稿させてもらいます。


三浦さんの活動にうっかり巻き込まれ、今回ついに書評カフェの準備と進行まで担当させてもらいました、安田と申します。その立場から今回のカフェを振り返ってみました。
 
カール・ポランニー(1886-1964)という経済人類学の父みたいな人の論文集、「経済の文明史」の書評カフェでした。自分で提案した本ながらとにかくカタイ理論系の本で、自分自身理解するにも時間がかかりましたが、当日、その主張の論点整理と説明を試みたら、それだけで1時間になってしまいました。明らかに経験不足、準備不足でした。。。熱く一方的に「説明」する進行役と裏腹に黙りこくるカフェ参加メンバー。。。前半は散々でしたが、後半は参加メンバーの鋭い問題提起のおかげで活発な議論となりました。個人的に一番感銘を受けたやり取りが、以下です。

まず私はポランニー理論を次のようにまとめました。ポランニーいわく:現代のような「市場社会」は商業(流通業)と工業(生産業)の相対優位が逆転し、結果、巨大な市場マシンと化した「経済システム」の要請に社会の全制度が進んで屈した社会である。そして、このような経済の「大転換」は、工業の機械化=産業革命に対する人間の最初の、間違った対応だった。というのも、このために現代人の自己観は歪み、功利主義化・単純化したのだから。
 
これに対し、一人の参加メンバーが極めて面白い質問を持ち出してくれました。

「もし産業革命が江戸日本で起きていたら、江戸日本は市場社会を生み出していただろうか。」

どうやら質問者氏は工業のあくなき機械化の背後に、機械を単なるモノとしてしか見ない態度、ひいては機械(モノ)を含む人間以外の自然を人間から完全に区別する「西洋的」感性を見出し、江戸日本にはそれと対称をなす感性があったのでは、と考えたようです。私にとってはまったく意表をつく質問でした。別の参加メンバーがさらに加えます。快適さや利便性を至上命題のように追求し続ける欲求が機械化を促しつづける原動力になっているが、そういうのも昔の日本にはあまりなじみないものだったのでは、と。たしかに、そうした欲求の正体は「人間の暮らしの快適さや便利さ」への欲求であり、これをどこまでも追究していいと思う態度は、「人間以外」のことを「人間以下」というか、「人間のために存在するリソース」とみなす態度なしには成立しえません。江戸日本にはもしかしたら、機械化への衝動、快適さへの欲求を相対化しバランスをとりうる、「自然」と「人間」についての対抗思想があったのかもしれない。そう思わせるものがあります。


実はポランニーも、市場経済という「経済の病理」(=「機械化に対する人間の最初の間違った対応」)を修正するためには、まず「人間の歪んだ自己観」を(市場社会以前の)健康なものへと快復させることだ、と言っているようです。機械化を全否定しているのではなく、機械化への衝動を制御しうるような「人間の自己観」の快復を求めている。ただ、何をどうすればそのような快復が望めるのか、そのヒントは、すくなくとも「経済の文明史」の論文群にはみられないような気がします。というのも、もとの「市場社会以前」の西洋にあったはずの健康な「人間の自己観」はあえなく機械化のもたらす「大転換」に屈したわけで、ただそれに戻ることが正解とは思えないからです。

もしかするとそのヒントのひとつは、「自然」と「人間」の区別をどう認識しなおすか、ということかもしれない。今回のカフェの私にとっての最大の収穫はこれでした。
 

2013/06/21

7/14 武庫之荘哲学カフェ「考えるを考える」

こんにちは、まつかわです。
武庫之荘哲学カフェより次回開催のお知らせが届きました。




次回テーマを発表した瞬間、参加者の皆さんから「エェ!」と声があがったそうです。
私は思わず、『考えない世界』というお気に入りの絵本を思い出してしまいました。
さてはて、どうなることでしょう???


武庫之荘哲学カフェの過去の開催の様子については、主催者のブログをご覧ください。

2013/06/20

7/10 女性のためのてつがくカフェ 始めます。

こんにちは、ひろいです。
7月から東京で女性のためのてつがくカフェを始めることになりました。
カフェフィロの女子メンバーを中心に3人のファシリテーターが月替わりで進行役を務めます。

週末や平日夜の開催がほとんどの通常の哲学カフェにはなかなかご参加いただけない主婦の方やお母さん方にいらしていただけると嬉しいです♪

初回は7月10日(水)9:30~11:30で、場所は日比谷線神谷町駅すぐの光明寺さんというお寺のオープンテラスです。
http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html

この光明寺さんには僧侶の方が手作り和菓子でおもてなしをしてくださる「おもてなし」の日があって、オープンテラスで美味しい和菓子とお茶をいただくこともできるんですよ♡
http://www.komyo.net/kot/


写真.JPG


さて、第1回目は「子どものしあわせ」について皆さんと一緒に考えます。
お子さんがいらっしゃる方もいらっしゃらない方も、お気軽にご参加くださいね。

これからも、女性ならではの気になるテーマや話題を取り上げていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!

2013/06/18

話すってどういうこと?

こんにちは、まつかわです。
本日2回目の投稿です。

来週25日は、グリーングラスの哲学カフェです。
その前に、前回5月14日の報告をしておきましょう。
(バタバタしていて、ずいぶん遅くなってしまいました。汗)

参加者は8名。
「専業主婦は寄生中か」「復興のシンボルは必要か?」など参加者から5つのテーマが提案され、「話すってどういうこと?」が選ばれました。

いや〜、むずかしかった。
いつもに比べて発言に勢いがなかった(あくまでグリグラ比。他の哲学カフェよりはしゃべってます!)けれど、ひとつひとつの発言について、丁寧に考えた回でした

何度も複数の論点を行き来したので、実際に議論された順序とは異なりますが、議論の内容を私なりにまとめてみます。



テーマを提案してくださったのは、久しぶりに哲学カフェに参加されたMさん。
グリーングラスで哲学カフェをはじめた当初は赤ちゃんをあやしながら参加してくださっていたのですが、最近はお子さんが大きくなってお仕事をはじめられたりして、なかなか参加できず、久しぶりの参加となりました。忙しいなか久しぶりに哲学カフェに来た理由を「話したくて」とおっしゃっていました。

問い

「メールしたり、仕事の話しや家族の話はしてるけど、それとはちがう『話したい』っていう気持ちがある。この『話したい』っていうときの『話す』ってどういうことなんだろう?」

答え1:共通の話題?

「家族の話をきくのも、主婦の仕事?」という疑問から、「ペット、音楽、TVなど共通の話題があると、家族と話すのも楽しいんだけど・・・」という声がでました。
ということは、普段の家庭生活では、共通の話題でなくても、「話をきいてあげる」必要性を感じているということでしょう。共通の話題があるから話す、ということもありますが、「誰かと話したい」という欲求を生み出すのはそれだけではなさそうです。

答え2:自分の存在を認めてほしい?

「話したいのは、共感してほしいからでは?」という発言について、ああでもないこうでもないと話し合うなかで、特に共感を集めたのは、「自分の思ってることを認めてほしい、自分の存在を認めてほしいという気持ちがある」という意見でした。
一方で、「共感だけでなく、叱咤激励して欲しい人もいる」と話す人が聞き手に求めることを察することの難しさを指摘する声もありました。
また、「自分の思ってることを認められるということと、自分の存在がみとられるということは同じでしょうか?」と問いかけたところ、「同じ」という意見と「ちがう」(自分の意見が認められなかったからといって、自分の存在が認められていないとは限らない)という意見がありました。
さらに、この論点を検討する過程で、もうひとつ、問いがでてきました。

「話さないとわかり合えないから話すけれど、いくら話し手もわかり合えないこともある。でも、わかり合えないからといって話すのをやめようとはおもわないのはどうしてだろう?」

答え3:口や舌を使うから?

「どうして話すとスッキリするの?」という疑問に対して、「舌と口を使うから」と「話す」ということの身体的な要素を指摘してくれる参加者もいました。
これに対して、「メールやSNSでのやりとりは、話したことにならないの?」と尋ねたところ、あちこちから「メールでは表情や声がわからない」「メールやSNSは代用品にすぎない」という答えが返ってきました。
声や表情を感じることも含めて「話す」という行為が成り立つということでしょう。


実は、こうして3つの論点としてまとめられると気づいたのは、哲学カフェが終わったあとです。スッキリ答えがでるという回ではありませんでしたが、「話す内容」、「話す関係」、「話す身体」と3つの側面から「話すってどういうこと?」について、みんなでじっくり考えることができ、終わってからもいろいろ考えさせられる回でした。


次回のグリーングラスの哲学カフェは、6月25日(火)です。
時間や場所など詳細については、こちらをご覧ください。
平日の夜や休日の昼はなかなか参加できない、抽象的な議論ではなく日常生活に根付いた思考を楽しみたいという方、お待ちしております。

メルマガ登録者、1000人突破!

こんにちは、まつかわです。
早くも夏本番かとおもうような暑さが続きますが、みなさんお元気でしょうか?

ところで、先ほどイベントの共同主催者に尋ねられてカフェフィロメールマガジンの登録者数を久しぶりに調べたら、いつのまにか1000人超えてました。
正確な登録者数は、1042名です。
950人からしばし伸び悩んで、しばらく我慢して確認しないようにしていたので、いつ1000人に達したのか正確な日にちはわかりません。ごめんなさい。

1000人目の方にカフェフィログッズをプレゼント!とか、1回参加費無料!ということも残念ながらありませんが、初代メルマガ担当としてなんとなくうれしいので、一緒に喜んでいただければ幸いです。パチパチパチ。

カフェフィロメールマガジン、いまは代表の高橋さんが編集をされています。
毎月、無料でカフェフィロのイベント情報を届けてくれるありがたいサービスです。
「え、なにそれ?無料ならほしい!」という方は、こちらの登録ページへどうぞ。

ついでに、このブログの更新情報が知りたいという方は、カフェフィロのtwitterをフォローしてください。更新情報が自動的に流れるようになっています。
(ソクラテスくんが気まぐれに、カフェフィロの正会員やお友達の近況等をリツィートでお知らせしてくれることもあります。)

2013/06/11

【告知】6/22 小金井哲学カフェ「多数決について」

こんにちは、まつかわです。
梅雨入りかどうか微妙なお天気が続くなぁ(そして花粉症はちっとも治まらず)と思ったら、今度は台風が近づいているとか。みなさんの地域はいかがですか?

小金井哲学カフェより、次回開催のお知らせが届きました。



日時:6/22(土)18:00-20:00

テーマ:「多数決について」

何かを決めるときに、多数決で決めることがあります。
投票者の意思は結果に反映され、賛否も明瞭なことから合理的と考えられています。
しかし、何でもかんでも多数決で決めてよいのでしょうか。

今回は、多数決の利点・欠点について話し合ってみたいと思います。

場所:カフェ broom & bloom(東京都小金井市前原町3-40-20-106)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)

※今回、TV局の簡易な取材(撮影)を予定しています。顔出しを望まない方はそもそも撮影しない、または放送上で顔出ししない等の配慮をしていただけるとのことです。これらの点をご理解の上、ご参加ください。

主催:小金井哲学カフェ(はなの)


参加をご希望の方は、小金井哲学カフェのサイトよりお申し込みください。


2013/06/03

6/23 ニーチェ『ツァラトゥストラ』(哲学者になる読書会)+びわこ哲学カフェ

こんにちは、まつかわです。
本日の岡山は晴れ。花粉に溺れそうです。。。

さて、今日はカフェフィロのお友達のイベントの紹介です。
2年前に中之島哲学コレージュで開催した、「ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』を読もう」を覚えていますか?
いろんな大学で哲学の授業をしている菊地建至さんがガイドになって、『ツァラトストラはこう言った』を一緒に読む企画。
私は「ニーチェツアー」と呼んでいました。

その菊地さんが、こんなイベントを企ててるそうです。

★ご案内 ニーチェ『ツァラトゥストラ』(哲学者になる読書会)+「びわこ哲学カフェ」 6月23日(日曜日)


場所は大津のギャルリーオー。
そう、びわこ哲学カフェとのコラボ企画なんです。
読書会だけでても、哲学カフェだけでてもいいけど、「せっかく大津まで足を運んだから両方参加!」も大歓迎だそうです。

気になる京阪神からのアクセス&交通費についても、菊地さんが説明してくれています。
「きくちさんのニーチェツアーに、また参加したい!」という方は、どうぞチェックしてみてください。