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2015/12/31

1/10 小金井哲学カフェ「結果と過程、どちらが大事?」

こんにちは、まつかわです。
年末、いかがおすごしでしょうか?

小金井哲学カフェより、新年第1回目の開催情報が届きました。


日時:1/10(日) 15:00-17:00

テーマ:結果と過程、どちらが大事?

世の中には、入学試験、商談、世界初の科学的功績、スポーツ大会など、目標が明確な活動があります。一方、明確な線引きはないけど目指すべき目標・目的がある活動もあります。

これらの目標・目的を達成するために人は努力しますが、必ずしも努力が報われる訳ではありません。目標・目的を達成したか否か(結果)、または努力の状況(過程)は、どちらが重要でしょうか。

今回は、結果と過程について話し合いたいと思います。

進行:花野

場所:シャトー2Fカフェ(東京都小金井市本町6-5-3 シャトー小金井 2F)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)
 
予約は不要です。開始時間までにお越しください。


2015年も大変お世話になりました。
カフェフィロのイベント、セミナーに参加してくださったみなさま、進行役派遣のご依頼をくださったみなさま、こうしてブログやその他のメディアをご購読くださったみなさまに感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2015/12/25

1/31 ねりまの哲学対話 "ねりテツ”「わたしの人生を語るということ」

メリークリスマス、まつかわです。
賛助会員の齊藤さんより、「ねりテツ」の開催情報が届きました。
お近くの方は、チェックしてみてください。
(※登校時、タイトルに誤字がございました。大変申し訳ありません。修正しました。)


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【2016新春・ねりテツ対話初め】 
ねりまの哲学対話 “ねりテツ”
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・日 時:1/31(日)13:00-16:00
テーマ:「わたしの人生を語るということ」
・進 行:齊藤(対話学舎えんたらいふ)
・ところ:相談情報ひろば「ウェルカム石神井公園」
(住所)東京都練馬区石神井町3-17-14
    (パークロード石神井・銀座通り内)
 (交通)西武線・石神井公園駅「南口」徒歩5分
・料 金:★今回に限り【参加費無料】です★
※ソフトドリンク付き・差し入れ大歓迎
・定 員:8名(ご予約3名様以上で開催します)
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★新春特別企画★
「わたしの人生を語るということ」 
ねりまの哲学対話“ねりテツ” 2016年の対話初めは、
こんなテーマを設定してみました。
新しい年に、あえて、これまでとこれからの人生を語る。
とはいえ、決して構えず、自由に、それでいて真摯に、
「人生というもの」について、お互いのはなしをきき合い・
語り合ってみたいと思います。
よろしければ、どうぞご参加ください。
また今回は、えんたらいふからのささやかなお年玉として、
今回に限り【参加費無料】です。
えんたらいふの対話場が初めての方はこの機会にぜひ!
(もちろん、初めてではない方も歓迎します)

▼お申込みはコチラ▼
対話学舎えんたらいふ ホームページ★ねりテツページ
http://msentalife.wix.com/entalife#!tetsugaku-taiwa/cpu9


2015/12/19

人はなぜお金や権力を欲しがるのか?

こんばんは、まつかわです。
岡山市立中央公民館にてどーなつカフェでした。「人はなぜお金や権力を欲しがるのか?」について話し合ってきました。

最初にウォーミングアップがてら答えてもらう質問を、3回目の最終回ということで参加者から募集したところ、こんな質問がでました。

Q .今一番欲しいもの
Q.お金がいくらあったら安心できる?

一人ずつ質問に答えてもらったあと、本日のテーマ「人はなぜお金や権力を欲しがるのか?」について話し合います。
デリケートなテーマのせいか、最初のうちは、みなさん様子をみつつポツリポツリと誰かが話すのを待つという感じでしたが、前半が終わるころには「お金と権力、どちらかと言われたらどっちをとる?」といった問いをめぐって徐々に場があったまってきました。
ちょうど休憩直前に盛り上がってきて、休憩をとるタイミングが難しかったです。

お金と権力について考えるなかで、いくつか印象にのこったキーワードがあります。

一つは、「強さ」。
お金や権力には、自立や自由を手に入れたり、理想を実現したり、思い通りにしたりする「力」がある。
みなさんの話から、「お金や権力がほしい」という声の奥に、何かを実現する力がほしいという気持ちを感じる一方で、「その力に振り回されそうで怖い」という意見もありました。

それから、「責任」。
これは特に「権力」と関連して。
「責任のない権力があればほしい」という率直な声や、「ヒーローが正体を明かさないのは、責任を負いたくないからではないか」という面白い意見がでました。

もうひとつ、お金や権力とは異なる「ものさし」として「名誉」があげられました。
「名誉」にはお金や権力とは全く種類の異なるものさしであるという考えがある一方で、「その世界で名誉ある仕事をしたひとが、権力をもつ傾向がある」といった相互関係についての指摘もありました。
「名誉」が他者から与えられるものか、自分自身で獲得するものなのかという点についても、相反する意見がでて面白かったので、また機会があったら考えてみたいです。



メルマガ1月号

こんにちは、まつかわです。
間もなくメルマガ1月号を配信します。
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2015/12/18

自分らしいってどういうこと?グローバル化の影響?親切とおせっかい?

こんにちは、まつかわです。
前回の更新から間が空いてしまってすみません。
ここのところ、対話の内容が濃すぎて、報告を書くエネルギーが残っておりませんでした。
今夜からまた、こたつむりカフェ、どーなつカフェ、哲学カフェplusと3日間連続で対話三昧になるので、さくっと感想だけ書いておきましょう。


12月8日(火)
哲学カフェ「自分らしいってどういうこと?」
岡山市立高島公民館の「いまとこれから」という連続講座で、年に2回、哲学カフェの進行を務めさせていただいています。
「変わらないことが自分らしさか、自分らしさが変わることはあるのか?」、「他者からみた私らしさと、自分でおもう私らしさにズレが生じるのはなぜ?」といった論点について話し合いました。
面白かったのは、「みんな思春期に自分らしさについて悩んだりするよね?」という声に対して、意外とそうでもない人が多くて、悩んだ派が驚愕したこと。
それから、最後にでた「『真面目ですね』と言われて嫌だった」という体験談。
ある人にとっては褒め言葉であることが、別の人にとってはそうではないということをどう受け止めるか、みなさんの一生懸命語り合う姿が印象に残っています。

12月11日(金)
中之島哲学コレージュ「グローバル化の影響を考える」
1年に1回の恒例行事。日蘭学生会議のみなさんをゲストにお招きしました。
「国家間の緊張は私たちの社会に影響を与えるか?」と「少人数での国際交流に意味はあるか?」という2つの問いが用意されていましたが、前半で予想外の展開があり、後者について議論することはできませんでした。
個人的に後者の問いのほうが楽しみだったのでその点は残念でしたし、進行をした学生さんも大変そうでしたが、前半の問いの提示の仕方について賛否両論いろんな意見が参加者からでて、ある意味、非常に哲学的に刺激的な回となりました。
みなさんの議論をきいて、本当に問いたかった問いは、「国家間の緊張は私たちの社会に影響を与えるか?」というより、「国家間の緊張は私たちの社会に与える影響に与えるにもかかわらず、それを実感しにくいのはなぜか?」だったのかもしれないと思いました。




12月12日(土)
哲学カフェ はじめの一歩「親切とおせっかい」
武庫之荘哲学カフェにお招きいただき、哲学カフェに参加するのが初めての方のために、レクチャーをしたあと、実際に哲学カフェを体験していただきました。
「親切は良いもので、おせっかいは悪いものなのか?それとも、悪い親切や良い親切もあるのか?」という疑問からはじまり、初参加者の方が大多数のわりに活発な議論が展開されました。
印象深かったのは、「おせっかいをしてくれる人が好き」という意見。
「親切とは何か」「おせっかいとは何か」という答えのあり方の多様さだけでなく、話すほどに、「他の人と助け合わないと生きていけない」という実感が深まっていったことです。



なんかバタバタな報告ですみません。
さくっと感想だけといいつつこれだけ書くなら、少しずつ報告すればよいものを。。。
面白い対話ほど、書き出したら長くなってしまいそうで、 書き始めるのを躊躇してしまいます。悪い癖ですね。

それでは、こたつむりカフェにいってまいりま〜す。

2015/12/04

日本語を学ぶ外国人と、英語を学ぶ外国人とで、質問ゲーム

こんにちは、まつかわです。

今週は、ゲスト講師として、同志社大学にお邪魔してきました。

今回お邪魔したのは、新町キャンパス。

夏にカフェフィロセミナー「質問力を鍛える?!」を受講された日本語学校の先生から、「うちの生徒にも体験してほしい!」とお誘いいただき、日本語を学ぶ外国人と、英語を学ぶ日本人の合同授業で、質問ゲームをすることに
1)国や文化によってだけでなく、同じ国や文化で育ってもひとりひとり考えは異なること
2)ディベートではなく、相手を理解するためのコミュニケーション
‥‥を学ぶため、オスカル・ブレニフィエ考案の相互問答法を体験してもらいました。

時間が短かったので、問いは一つに絞る予定でしたが、1つ目の問いは「自分の意見が特にないから、質問できない」という声がでて、急遽、予備で用意していた問いについても質問ゲームをすることに。
疑問や回答を言葉にするのに苦労する場面もありましたが、質問する側にも、答える側にも「お!」と思う発見が、1時間半のあいだに3回もありました。
最後にみんなで、質問しやすいときと質問しにくいときは何がちがうのか、考えました。
最初の問いで行き詰まったときは内心焦りましたが、かえってそれが、質問について考えるきっかけになりました。
哲学カフェにかぎらず、哲学対話では、その場で起こった予想外の出来事をきちんと受け止め、臨機応変に対応することの大事さを再確認させられました。
おかげで、私の経験値も少し上がった気がします。

今回、参加してくださった外国人学生さんのほとんどは、アメリカ出身だそうです。
よく言われるように、たしかに日本人より発言が積極的で議論に慣れているような気がしました。でも、相手の考えを理解するための質問となると、また別のよう。
ついつい反論が出てしまって、質問をやり直す場面もありました。
「あなたの言ってるのはこういうことですか?」と、推論を働かせて相手の意見を確認する質問なんかは、日本人のほうが得意かもしれません。
ひとりひとり得意な質問はちがったりするので、互いに学び合えるこうした機会があるとよいですね。レクチャー型の授業ではできない学びがあります。

カフェフィロでは哲学カフェだけでなく、このように、ご依頼者のニーズに応じて様々な対話プログラムを提供しています。
進行役派遣のページをご覧のうえ、気軽にカフェフィロ事務局までお問い合わせください。

次回は、自死遺族をサポートする団体、風舎さんのご依頼をご紹介したいと思います。

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