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2012/11/26

テツドク カント『啓蒙とは何か』

こんにちは、廣井です。

11月25日(日)、東京神保町のクライン・ブルーでテツドクを開催しました。
進行役は寺田さん。
15名を越える参加者の皆さんとカント『啓蒙とは何か』について対話しました。

 「私たちは皆、未成年状態なの?」
 「現代の後見人って誰かな?」
 
 「理性の公的使用と私的使用といったって、そんなに簡単に分けられるものじゃないよね?」
 
 
 



他には「結婚制度に従っている人は未成年状態なの?」「未成年状態の意義」など、
じっくり話し合ってみたいことがまだまだたくさんありました。

もっとも、「未成年状態だからこそ、哲学カフェやテツドクを楽しめるのよね~♪」と、
能天気な私は考えてしまうのですが。。

これからもお付き合いいただければ幸いです。
ご参加くださった皆さま、有り難うございました!



12/15 哲学カフェin池袋「家族」

こんにちは、まつかわです。
以前こちらのブログでご案内した、カフェフィロセミナー受講者による哲学カフェ、第2弾開催のお知らせが届きました。ご紹介させていただきます。



○テーマ「家族」哲学カフェin池袋
~始めよう対話をここから
共に眺めてみようことばのある景観を~
なぜなぜ?どうして?
日常のなかの素朴な疑問についてみんなで一緒に考え、話し合ってみませんか。

こんにちは
「哲学カフェ:哲学のある景観(通称・哲カフェ アルケ―)」です。
自由な対話を目指すオープンな集まりです。
哲学を知らなくても大丈夫。
テーマについて共に考え話し合い、意見の共有をはかります。
発言者の意見に耳を傾けることを大事とし、意見の対立ではなく参加者同士の互いの考えの歩み寄りを目指します。
2回目の「哲学カフェ」を池袋で開催いたします。

日時:12/15(土)15時~17
定員:15名(要予約)
場所:池袋アトリエカフェ ベムスター
*飲食のオーダーをお願いします。
参加費:500円(初参加者のみ)
ファシリテーター:坂本
<申し込み、お問い合わせ>
rktcafe★gmail.com(★を@に置き換えてご送信ください。)

*質問・意見・参加後の感想など随時受け付けておりますので、お気軽に上記アドレスにご連絡ください。
主催者 大河原・野村・坂本



主催者のひとり、坂本さんがメールで1回目の報告を送ってくださったのですが、「ほめること〜どうして人はほめられたいのか」をテーマに10名程の方が集まり、盛り上がったようです。

2回目の「家族」というテーマは、リクエストが多いわりに意外とカフェフィロでは取りあげられることが少ないテーマです。関心ある方は、この機会にぜひご参加ください。

2012/11/24

12/16 科学技術と社会の「あいだ」を考える ―生物多様性をテーマに―@神戸

こんにちは、まつかわです。
毎月、中之島哲学コレージュでお世話になっている大阪大学コミュニケーションデザイン・センターの先生より、面白そうなイベントの案内が届きました。

私も「生物多様性」をテーマにやったことがあるのですごく気になっているのですが、その日はどうしても行けず・・・。
ご都合、ご関心の合う方はぜひ参加して、感想おきかせください。
対象は中学生以上なので、親子で参加してもいいかも!?

===
科学技術と社会の「あいだ」を考える
―生物多様性をテーマに―

○日時:12月16日(日) 13:30~15:30
○場所:神戸市立青少年科学館 地下ホール
○対象:中学生~一般
○定員:50人
○参加費:無料
○申込:往復ハガキに①代表者氏名 ②参加人数 ③郵便番号・住所 ④電話番号 ⑤中、高校生は学校名・学年を記入のうえ、〒650-0046 神戸市中央区港島中町7-7-6 神戸市立青少年科学館 生物多様性係 まで郵送
○締め切り 12月9日(日)消印有効
===

○世界市民会議 World Wide Viewsについてはこちら
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/wwv2012/ 

○神戸市立青少年科学館の案内はこちら
http://www.kobe-kagakukan.jp/?p=4847

2012/11/22

哲学カフェ「働きがいは必要か?」@岡山

こんにちは、まつかわです。
先週金曜日は、岡山で初めての哲学カフェでした。

いや、「初めて」というのは、実は「私にとって初めて」ってことにすぎなかったのですが・・・。
参加者のなかに「何年か前に、岡山駅西口の近くにあるお店で哲学カフェに参加したことがあります」という方がいて、「そういえば、同じくカフェフィロ正会員の藤本さんがやったことがあるとちらりと言っていたような・・・」と思い出しました。
何年も、再び岡山で哲学カフェが開かれるのを待っていてくださったようです。嬉しい。

その他、岡山で就職した学生時代の後輩と8年ぶりぐらいに再会したり、神戸のほうから駆けつけてくださった方もいました。
初めての参加者も合わせて10人ほどの方が参加されました。まずまずの滑り出しです。


テーマは、「働きがいは必要か?」。
大阪の豊中市男女共同参画推進センター、通称「すてっぷ」さんで5月にやったのと同じテーマです。どうしてももう一度このテーマについて考えてみたくて、選びました。
参加者に「どうしてこのテーマ?」と尋ねられたんですが、理由は単純です。自分の働き方について迷ってるから、いろんな人の考えがきいてみたいんです(笑)。
私のなかではわりとオーソドックスなテーマのつもりだったんですが、初めて哲学カフェに参加される方にとっては、とっても新鮮なテーマだったようです。まぁ、「そんなこと考えてる暇があったら働かなきゃ」ってことなんでしょうね。
でも、終了後「『働きがい』なんて考えたことなかったけれど、考えてみてよかった。帰り道も考えながら帰ります。」という方が何人かいて、ほっとしました。

「社食が美味しいとうれしい。そういう楽しみって、働きがいになりうる?」 
「職業体験施設に行ったことがあるけれど、表面的に作業を教えてもらっただけで、〈働く〉ということを体験することはできなかった気がする。働きがいを教えることはできるのだろうか?」 
「いまは言われたとおりこなすだけでなく、自分で新しい働き方を生み出すことに働きがいを感じないとやっていけないのでは?」
・・・といった、大阪とは異なる論点がいくつかでてきました。


雰囲気も、人数が少なかったせいか、地域性か、他の哲学カフェでは体験したことのないほんわかムードで、お互いの体験を語りながらまったり語り合いました。
関西のツッコミやすい雰囲気も好きだけど、岡山のほんわかした雰囲気もいいなぁ。

自分が住む街の哲学カフェ、大事に育てていきたいです。

2012/11/21

11/18 「あなたにとって豊かさとはなんですか」

「あなたにとって豊かさとはなんですか」 てつがくカフェ@かわさき市民アカデミー

こんにちは、廣井です。
11月18日(日)に実施した川崎初の哲学カフェを報告します。

今回の会場かわさき市民アカデミーは、知的好奇心旺盛な主にリタイアした方々が大勢通う市民のための生涯学習センターです。
場所柄、上は88歳から下は20代と幅広い年代の方々にご参加いただきました。
進行役は村瀬智之さんです。

参加者はおもに60代以上のシニア世代と20~30代の若者世代とに二分され、40~50代の現役世代はごく少数という構成でした。

まずは自分にとっての豊かさについて自由に話していただきました。シニアの方の第一声は「健康」。他には「自分の豊かさは家族や社会に支えられている」「自然の一部として生きている以上、子孫が続いていくこと」「喜びを分かち合える人がいること」など、家族や社会とのつながりやコミュニケーションを重視する意見が多く出されました。

途中、出生前診断はダウン症の子どもを切り捨てるようなものであり、そのような医療は決して社会を豊かにするものではないのではないか、との問題提起がありました。
ダウン症の子どもを育てるには苦労も伴うが、それ以上の豊かな人生を送らせてもらっていると話す親がいる一方で、世間では「大変だ」「可哀そう」という見方が多い。そのことから、自分が感じる豊かさと他人が見る豊かさとは違うのではないかとの意見が出されました。


後半は、前半はシニアに押され気味だった世代も積極的に発言し、「精神的な豊かさ」を中心とした対話が続きました。
「しかし、それには経済性が前提」と現役世代からの意見。「非正規雇用など不安定な状況においては精神的な豊かさよりもまずは経済的に安定することが先なのでは」と現実的な問題が出されました。20~30代からは「豊かとは余裕のあること」「選択肢が多いこと」「豊かさを得るためには強さが必要」など、経済的に豊かなシニア世代を目の前にしての率直な意見も飛び出しました。
また、「消費する豊かさ」「生産する豊かさ」というユニークな分類を提示してくれた方も。

途中から、「豊かさ」と「幸せ」がほぼ同意語として使われている方が多かったため、最後は「豊かであること」と「幸せであること」について考え、「豊かさは比較できるが、幸せは比較できない」「豊かさを経由して幸せに到達する」などの意見が出たところでお開きとなりました。

印象としては、「豊かで元気なリタイア世代」と「心優しき若者たち」の対比が鮮明で、「若者ガンバレ!」と心の中で叫ばずにはいられませんでした。しかし、今回のような対話を重ねることによって世代間の隔たりも少しずつ解消されていくのでは、とほのかな期待も生まれた哲学カフェでした。



2012/11/20

11/25 びわこ哲学カフェ「幸福は人生で一番価値があるものだろうか?」

こんにちは、まつかわです。
小金井哲学カフェから次回開催のお知らせが届きました。
びわこ哲学カフェとの往復書簡カフェです。



日時:11/25(日)18:00-20:00

テーマ:「幸福は人生で一番価値があるものだろうか?」

「幸福」に関する疑問について問いかけたびわ子さんから、「幸福は人生で一番価値があるものだろうか?」、あるいは、「私たちは幸せでなけれなならないのだろうか?」という新たな疑問が示されました。今回は、びわ子さんからの上記の疑問について、考えたいと思います。

※これは、「びわ子とコガネイ氏の往復書簡」と題して行っている、びわこ哲学カフェとの往復書簡カフェです。詳しくは、小金井哲学カフェのブログをご覧ください。

場所:カフェ broom & bloom(東京都小金井市前原町3-40-20-106)
料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)

主催:小金井哲学カフェ(はなの)、びわこ哲学カフェ(やまもと)


参加を希望される方は、こちらのページよりお申し込みください。


2012/11/17

哲学カフェ「SNSを使う理由、使わない理由」

こんにちは、まつかわです。
10月30日、さする庵で開催した哲学カフェの報告です。
遅くなってすみません。色々思うところがありすぎてなかなか言葉にできずにいたのですが、今日こそ書かないと。

テーマは、「SNSを使う理由、使わない理由」。
さする庵の秋田さんに「SNSをテーマにやってみたい」とリクエストをいただいたのがきっかけです。ちょうど私も、Twitterやfacebookに登録はしているものの上手く使いこなせず、一度考えてみたいと思っているところだったので、進行役をかってでることにしました。
はじめに思いついたのは、「SNSは社会をどう変えるか?」、「SNSとコミュニケーション」といったテーマでした。でも、これはすでにネットや本などあちこちでさんざん語られてますよね。SNSの特徴、使い方、メリット/デメリットを教えてくれる情報も世の中にはあふれています。
そうではなく、SNSがひとりひとりの生活をどんなふうに変えるのか、みなさん何のためにSNSを使って、どんなふうに感じているのか聴いてみたい。そう思ってこのテーマにしました。

話の流れから「掲示板はSNSとどうちがう?」とSNSの定義をめぐって立ち往生したり、「SNSはどうあるべきか」「SNSはコミュニケーションツールなのか」といった話題に迷い込むシーンもありましたが、やはりそれぞれの「使う理由」「使わない理由」をきくのが一番楽しく、実りが多かったです。

「遠くに住んでいる友だちとのやりとりのため」
「プライベート用と仕事用でmixiとfacebookを使い分けている」
「コミュニケーションのためじゃなく、情報収集のツールとして使っている」
「登録だけしてるけど、放置状態で使っているとはいえない」
「面倒くさいし時間がもったいない。直接人と会って話すほうがいい」
「なんとなく、こわい」

そんなひとりひとりの使う理由、使わない理由を聞いているうちに、私も自分がなぜSNSを使うのか、自分でも気づいていなかった使う理由がみえてきました。

一番大きな発見は、「SNSって本当に大事なことは書けない」という発言があったように、SNSって確かに当たり障りのないことしか書きにくい、でもそういう雑談のようなやりとりをこそ私は求めてるんだってことでした。
会議やミーティングでは、本当に話すべきことを話す。でも、コミュニケーションって大事なことだけを話していればうまくいくってものではなくて、ちょっとした世間話とかくだらない話をはさみながら相手との関係を築くものなんじゃないかなぁ。そして、普段メールで人とやりとりすることが多い私は、そういう機会が足りてなかったのかもしれない。そんなことを考えました。
facebookの近況報告やtwitterでのつぶやきは、家でひとりで仕事をする時間が長い私にとって、職場でのちょっとした井戸端会議のような機能をもっているような気がします。

コミュニケーションや関係性の、軽視されがちだけどとても大事な側面に気づかせてくれた哲学カフェでした。


この報告を何度も書き直しているうちに、本日は岡山での哲学カフェでした。
また報告書きます。


2012/11/07

『すばる』12月号に西村高宏さんのインタビュー


こんにちは、まつかわです。

11月6日発売の『すばる』(集英社)12月号の「ひと」のコーナーに、カフェフィロ正会員の西村高宏さんのインタヴュー記事が掲載されているそうです。


「震災以降の仙台での哲学カフェの活動について話しています。」とのこと。
ご関心のある方はぜひ。
私も今からamazonで注文しま〜す。(☞amazonの購入ページはこちら




2012/11/05

11/16 小金井哲学カフェ 「生理的とは」

こんにちは、まつかわです。
小金井哲学カフェより、次回開催のお知らせがとどきました。



日時: 11/16(金) 19:00-21:00

テーマ:「生理的とは」

  生理的に、無理・嫌い・理解出来ない・受け付けない・・・

  理屈からではない本能的な言い分をあらわしているようですが、
  肯定的な意味で使われないのはなぜでしょう?
  そもそも生理的であることに理屈は含まれていないのでしょうか?

  今回は生理的とは何かについて哲学します。


場所:カフェ broom & bloom(http://www.yadocarism.com/cafe.html
   東京都小金井市前原町3-40-20-106

料金:無料(カフェで飲み物などのオーダーをお願いします)

主催:小金井哲学カフェ(さどはら)


参加をご希望の方は、小金井哲学カフェのサイトよりお申し込みください。

2012/11/01

11/10 びわこ哲学カフェ「幸福を感じるとき」のご案内

こんにちは、まつかわです。
先日の哲学カフェの報告を書く前に、びわこ哲学カフェから次回開催のお知らせが届きました。


日時:2012年11月10日(土)15:00-17:00
テーマ:「幸福を感じるとき」

場所:大津百町館(http://hyakucyou.s11.xrea.com/
参加費:無料

今回は小金井哲学カフェとの共催です。
小金井哲学カフェでの話し合いの結果、
参加者から出された問いをびわこ哲学カフェでも考えていきます。

参加申し込み等の詳細はびわこ哲学カフェのHPをご覧ください。
http://biwako-philosophycafe.blogspot.jp/


小金井哲学カフェとのリレー共催企画。
どんな展開になるのでしょうか?
お近くの方はぜひご参加ください。