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2010/11/16

グリグラ哲学カフェ「認める」

こんにちは。
まつかわです。
今日は、育児サークル〈グリーングラス〉の哲学カフェでした。

会場はこちら、神戸市北区子育て支援センター。


神戸電鉄、北鈴蘭台駅から徒歩10分くらい・・・かな?
神戸の「山のほう」です。
着いたときはあったかかったけれど、途中から寒くなってきて暖房をつけました。

本日の参加者は8名。
テーマは、前回ボツになった「認める」。

「子どものダメなところを認めることはできるか?」
「『あきらめる』も『認める』の一種なの?」 
「相手に『こうなってほしい』と要求することは、認めていないということ」 
「子どもを認めることと、100点を要求することはちがう。100点を要求したからって、子どもを認めてないわけじゃない」
「できる子はできるのが当たり前と思ってあまり褒めないけれど、認めてないわけじゃない。下の子はたまにできると大げさに褒めてしまうけど・・・褒めたからといって認めてるとは限らない」
「もし子どもが自分の思い通りに育ったら、認められる? でも、それって本当に子どもを認めてることになるのかな?」
「『自分で自分を認められない』ってどういうこと?」

相手を認めること、あるいは自分を認めることが問題になるとき、行為の結果、潜在能力、存在そのものなど、様々なレベルの「認める」がフクザツに入り組んでいることがわかりました。

また、前半は「認めることができるかどうか」の決定要因として対象や主体の状態が挙げられましたが、話すうちに「相手が「相手を認められないのは、相手が自分を認めてくれないからかもしれない」と思いなおす方も。そこから、「認める」というのは「認める者」と「認められる者」との一方的な関係ではなく、双方向的な関係のなかで成り立つことなんじゃないかという考えもでてきました。

「私から相手を認めることができたら、相手も私のことを認めてくれるかもしれない」

哲学カフェで得た考えを子育てに試してみようとおしゃってた参加者のみなさん。
お子さんとの、あるいは旦那さんとの「認めてよ合戦」の顛末、楽しみにしてますよ。

次回のグリグラ哲学カフェは、12月21日(火)10:15~12:00の予定です。
参加費100円でどなたでも参加できます。どうぞ気軽にお越し下さい。