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2012/07/11

哲学カフェ「なぜ意外と感じるのか?」

こんにちは、まつかわです。
昨日は、神戸市北区子育て支援センターでの哲学カフェでした。
参加者は9名(+お母さんについてきた男の子がおもちゃと戯れる)。

テーマは、参加者からの募り3つのなかから「なぜ意外と感じるのか?」が選ばれました。

「ランチでこんなお店に誘われて意外だった」
「吉野家でうなぎ?意外!」
「国って意外と信用できない???」

といった例をめぐって、たとえばこんな意見や疑問がでました。

「よい人だと思ってた人が意外と困った人だったり、頼りないと思っていた人が意外とよい人だったり・・・“よい意外”も“悪い意外”もある」
「同じことに対して、意外と思う人とそうでない人がいる。そのちがいって何だろう?」
「意外と感じるには、前もって偏見や思い込み、イメージをもっていることが必要」
「理由がわからないから意外と感じるのでは」
「初めて遭遇することでも『なにか理由があるのかな』と思うと、たとえその理由がわからなくても『意外』とは感じない」
「最初は“悪い意外”でも、理由や事情をきくと“よい意外”に変わることもある」

実際に哲学カフェの最中にもある人の発言に対して「え、そういう発言がでるなんて意外!」なんてシーンがあるのが面白かったです。

同じ事柄に対して意外と感じたり感じなかったり、同じ話をきいたのにそれぞれちがうことに意外と感じたり。また、新たに知った“意外な一面”が、元のイメージにプラスされる場合と、全くその人のイメージを塗り替えてしまう場合とがあり、そうしたちがいがとても興味深いなと思いました。
“意外!”は、相手の“新たな一面”を知るだけでなく、自分が無自覚にもっている前提や、相手とどんな築いてきたかに気づかされるきかっけにもなるようです。


次回のグリグラ哲学カフェの予定は以下のとおりです。
日時:9月11日 10:15〜12:00場所:神戸市北区子育て支援センタ
テーマは当日、参加者と相談して決めます。
お母さんも、お母さん以外の人も大歓迎。男性もいらっしゃいます。
どうぞ気軽にお越しください。