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2012/08/18

哲学セミナー「ことばときこえって?―言語聴覚士の世界」を終えて(くすもと)

こんばんは、くすもとです。

先日10日はたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
久しぶりの方、はじめましての方、たくさんの方とお話することができました。
私も久しぶりに中之島の空気を吸うことができ、とても楽しかったです。

さて、当日ですが、
◆言語聴覚士の仕事・分野についての紹介
◆耳栓をつかった擬似難聴体験
◆みなさんと対話
という流れで進めさせていただきました。

少し最初の紹介では眠気を漂わせてしまいましたが、
擬似難聴体験では参加者のみなさん同士でお話しされたり、
駅の周辺をうろうろしたりと思う存分動いていただき、
後半の対話ではその体験もあってか聴覚についてのお話が多かったように感じます。

また別の場所で擬似難聴体験だけしてみてもおもしろいのかもしれない…と思いました。

みなさんとお話ししていくなかで、
私が最近勉強していてぶつかっていた、
「障がいってなんだろう?」
「障がいを治療することって必ずしも必要なのかな?」
ということをみなさんと共有して話すことができたのもうれしかったのですが、

参加者の方から挙がった
「音のある世界/ない世界って?その区別はつけられるのか?」
「人工的につくられた音を聞くことと、自然発生的な音を聞くこととはどう異なってくる?」
「そもそも音ってなんだろう?聞こえなくても肌に当たる振動とかでけっこう音楽とかも楽しんでるのでは?」
などの考えは、なかなか勉強しているとそこまでたどりつくことは稀で、
とてもいい宿題をいただいたように思います。
また学校に戻っていろいろと考えていきたいと思います。

このお話を私にくださり当日の進行もしていただいた三浦さんをはじめ
当日お越しいただいた参加者のみなさま、
本当にありがとうございました。
とてもいい機会となりました。

またみなさんとお話しできることを楽しみにしています!

楠本瑶子