twitterに流れることを意識して、タイトルが長くなりつつある今日このごろ。
昨日、1月12日(日)は、すてっぷ(とよなか男女共同参画推進センター)さんの哲学カフェに参加してきました。
前回までは私が進行させていただきましたが、今回は大阪大学の後輩の金和永(きむ ふぁよん)さんに進行をお願いし、参加者として楽しんできました。
金さんに今回の進行をお願いしたのは、すてっぷさんとやるならジェンダー問題に関心がありある程度詳しい人がいいなと考えたからです。(カフェフィロでは、オーダーメイドの哲学カフェのご依頼いただくと、こうしてそれぞれの企画や場所にあった進行役をご紹介しています。)
テーマは、「理想の自分にたどりつくことはできるか?」。
すてっぷさんと金さんと、何度もやりとりをしながらテーマを考えた甲斐があって、興味深い論点や発言がいくつもでてきました。
- 「理想の自分」と「理想の社会」の関係は?理想の社会があってこそ、理想の自分がある?
- 「理想」と「夢」や「目標」は同じ?
- 「○○が実現したらそれは理想だ」ということはないのではないか。いつたどりついたか明確ではないもの
- 小さいころの夢や理想ですでに実現されているものもあるのに、そのことに気づいていなかった
- 理想って、たどりつくべきものなのだろうか?いつも自分の少し前にあるものではないか
- 自分の理想に苦しめられてしまうのはなぜか
- あるがままの自分でいい?それとも、理想や夢、向上心は必要?
最初の30分くらい、このテーマをめぐって何を話し合うべきかについての複数の意見が対立し、ちょっと緊張感ただよう時間もありましたが、それも含めて楽しめました。金さんも自分を含めて誰もその場を支配してしまう人がいないように気遣いながら進行していたし、私たち参加者もそれに応えるように、発言の自由が損なわれないように意識しながら話し、一生懸命他の人の声に耳を傾けることができた気がします。
参加者のみなさん、金さん、すてっぷのみなさん、ありがとうございました。