遅くなりましたが10月の女性のためのてつがくカフェの報告です。
今回の進行役は井尻貴子さんでした。初めてテーマを決めるところから行い、皆が出したテーマの中から選ばれたのは「子どもを産むということ」。
「子どもを産むという行為は暴力ではないのか?」という20代独身女性の切実な問いかけを、出産経験者の多い他の参加者が受けてぜひ一緒に考えようということで選ばれたテーマでした。
「子どもは産むものか?生まれるものか?」「親らしさってなに?」「出産経験とはいつまでのことを言うのか?授乳が終わったとき?」などなど、興味深い問いが次々に出されました。深刻な話やきわどい話もごまかすことなく皆で向き合えたのも、女性のみの対話の場であることが少なからず影響しているように思いました。
皆さんの個人的な出産体験をうかがいながら、この対話空間が参加者の自由と安全を担保する場になってきていることに気づきました。ひとえにこれまでご参加くださった皆さんのおかげです。
さて、次回11月19日(火)は今年最後のオープンテラスの哲学カフェです。10月でもすでに風が冷たく後半は皆で肩を寄せ合いながらの対話となりましたので(それがまた良かったのかもしれませんが。。)残念ながら冬季のオープンテラスはお休みです。19日はどうぞ寒さ対策をお忘れなく!