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2015/12/19

人はなぜお金や権力を欲しがるのか?

こんばんは、まつかわです。
岡山市立中央公民館にてどーなつカフェでした。「人はなぜお金や権力を欲しがるのか?」について話し合ってきました。

最初にウォーミングアップがてら答えてもらう質問を、3回目の最終回ということで参加者から募集したところ、こんな質問がでました。

Q .今一番欲しいもの
Q.お金がいくらあったら安心できる?

一人ずつ質問に答えてもらったあと、本日のテーマ「人はなぜお金や権力を欲しがるのか?」について話し合います。
デリケートなテーマのせいか、最初のうちは、みなさん様子をみつつポツリポツリと誰かが話すのを待つという感じでしたが、前半が終わるころには「お金と権力、どちらかと言われたらどっちをとる?」といった問いをめぐって徐々に場があったまってきました。
ちょうど休憩直前に盛り上がってきて、休憩をとるタイミングが難しかったです。

お金と権力について考えるなかで、いくつか印象にのこったキーワードがあります。

一つは、「強さ」。
お金や権力には、自立や自由を手に入れたり、理想を実現したり、思い通りにしたりする「力」がある。
みなさんの話から、「お金や権力がほしい」という声の奥に、何かを実現する力がほしいという気持ちを感じる一方で、「その力に振り回されそうで怖い」という意見もありました。

それから、「責任」。
これは特に「権力」と関連して。
「責任のない権力があればほしい」という率直な声や、「ヒーローが正体を明かさないのは、責任を負いたくないからではないか」という面白い意見がでました。

もうひとつ、お金や権力とは異なる「ものさし」として「名誉」があげられました。
「名誉」にはお金や権力とは全く種類の異なるものさしであるという考えがある一方で、「その世界で名誉ある仕事をしたひとが、権力をもつ傾向がある」といった相互関係についての指摘もありました。
「名誉」が他者から与えられるものか、自分自身で獲得するものなのかという点についても、相反する意見がでて面白かったので、また機会があったら考えてみたいです。