中之島哲学コレージュ/哲学セミナー「自閉症スペクトラム障害とのつきあい方?」の報告をさせていいただきます。進行役は私が務めさせていただきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWtMUHwb6P_N3U8I7NAvGez9ZZCBaeT5cSpllJhBuB7QKieRnlxCeWPxhwCdcVVbxjPVhlHllvsAogGtF-OIJ1sOSKmbe2y5sDLLByMpXdWO2t179hmLJUWfg8psB3pPmPv-foNk6knSau/s200/_MG_7799.jpg)
最初はゲストの竹内さんから自閉症スペクトラム障害に関する基本的知識の説明、ならびに自閉症との共生社会を作り上げるための「作法」とは何か、という問題提起のプレゼンをしていただきました。プレゼン後には用語等についての質問を受けつけ、「スペクトラム」という概念について議論となりました。
その後は「共生」についての話に移ってゆきました。共生に対して比較的肯定的な発言が多かったのですが、途中アスペルガー症候群の当事者の方から「共生するよりも、健常者は健常者のみ、自閉症患者は自閉症患者のみ、というふうに分かれて生活するという道もあるのではないか」という発言があり、共生を単に肯定的にのみ捉えるのではない視点が提供されました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgVCsxh2qK-sJ1kv3PlXqaQAoTbYpH77rfhDf8oDyOrZNEG6HoL-mwmqdm4t4UCrwF3Up8NAzx7PudKr79NkdwV03m6nzqpcNV4uu2M9Slz97cYpBIml3bkUVOrxu0ALpbe3Gi9mOx8dnPb/s200/_MG_7812.jpg)
その後ある参加者が自閉症という「病名」が存在すること自体の否定的側面を指摘されました。この発言に対しては全体的に反対意見が多かったのですが、自閉症とは一体何であるのか、ということを参加者が再考する良いきっかけとなったのではないかと思います。
全体的に非常に活発な意見が戦わされました。前述の当事者の方以外にも、身内に自閉症(あるいはその疑いのある人)がいる、という方も数名おられ、その方々の発言は特に熱がこもっていました。
悪天候にもかかわらず、44名もの方々が参加されたということから、自閉症が社会の関心を集めているということを再確認させられました。
全体的に非常に活発な意見が戦わされました。前述の当事者の方以外にも、身内に自閉症(あるいはその疑いのある人)がいる、という方も数名おられ、その方々の発言は特に熱がこもっていました。
悪天候にもかかわらず、44名もの方々が参加されたということから、自閉症が社会の関心を集めているということを再確認させられました。