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2011/12/20

中之島哲学コレージュ/哲学セミナー「超高齢社会——どっちつかずの身体たちが形づくる社会」

こすがです。12月14日に開催された中之島哲学コレージュ/哲学セミナー「超高齢社会——どっちつかずの身体たちが形づくる社会」の参加者の方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。

「老いを通して、"家族のあり方""個人の尊厳"を考える機会になりました。 ・家族には、絆(しがらみ、愛憎、くされ縁)には、負の要素がプラスにもなる事 ・"私にしか解ってあげられない"辛さ、"言いたくない事"等個人と家族のありかたを考えさせられた。老いを考える上で、「生きる事」「死ぬ事」を再度、考える機会になった。」

「とても興味深くききました。老い=医療と見る視線がまんえんしているなと思いました。医療化・専門化社会というか。圧倒的重みを持つ家族の話と専門家集団の論がうまく均衡を保つあり方を模索してみたいと思いました。終わってから何人かの人が「怒り」を示していたのも、そういう事なんだと思います。圧倒的な重みを持つからこそだと思います」

「認知症について、新しい視点が見えました。ありがとうございました。今後、介護の必要性がますます増大する中でこういった良い内容のセミナーが無料で受けれてすごく良かったです。」

「家族のあり方を再考しました。自分も専門職でありながら認知症の親を支える家族であるので、自分の立ち位置を自覚して家族として生きていこうと思いました」

「専門職と家族の関係、ちがい… どちらもを否定するのではなく、そのどちらもそれぞれの意義、役割があるのだということ。現在、障害者の介護職をしている者として、全く応用できるお話でした。」

当日は52名の方々にご参加いただきました。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。