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2012/01/09

予告編:人生って、あっという間

くわばらです。1/11にアートエリアB1の哲学カフェで進行をします。あの場所で進行をするのは3回目ですが久しぶりです。

1回目は中之島哲学コレージュ第1回目の哲学カフェで「これでいいのだ、とは?」というテーマでした。2回目は参加者アンケートでリクエストのあったテーマをもとに「責任」について。それから間があき3回目「人生って、あっという間」です。いろんな人の、いろんな顔や、姿勢や、生き方を目にする中で、ふと浮かんだテーマです。

さて、正直言うと、進行役は楽しみでもあるのですが、誰かに任せたいと思うこともしばしばです。

まず、途中入退場が進行役だけゆるされない。参加者同士で勝手に始まり、途中から進行役も混ぜてもらうとか、「明日早いのであとはよろしく」と途中で帰れるとか、そういう哲学カフェができたら理想です。だったら最初から引き受けるなとひどく怒られそうです。

次に発言者全員の意見に耳を傾けなければならない。参加者だと自分が気になった発言で立ち止まり、あれこれ考えて、他の意見をしばらく右から左へ通過させることもできるのですが、司会はそういうわけにはいかない。「しばらく考えるので誰か代わりに聴いておいてください」とか、そういうのができたら理想ですが、曲がりなりにも「聴くことの力」修了生としては破門かもしれません。

そして発言しないわけにはいかないこと。私は哲学カフェに参加しても発言しないことがしょっちゅうあります。言葉にするのに時間がかかったり、あれこれ考えてる間に次に話が移っていたりするからです。それが哲学カフェの(私にとっては)いいところなのですが、進行だと自分の話したいタイミングと関係なく何かしら話さざるをえず、また、適当に話すわけにもいかなくなる場面があります。「いま話したい気分ではないので誰か話しておいてください」とか、そういうのがあると助かるのですが、椅子やスリッパを投げつけられそうで、とても言えません。

と、そんなことを書いてしまうと誤解を与えてしまいそうですが、もちろんとても楽しみにしてます。参加者それぞれの考えるひとときをつくれたらなと思っていますが、人生以上に、この2時間はあっという間ですから、みなさん、どんどん発言してくださいね。