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2014/10/30

親子とはなにか?

こんにちは、まつかわです。
先週は24日(金)、25日(土)と2日連続で、岡山の公民館でお仕事でした。

10月24日(金)は、岡山市立高島公民館。
夏に小学生を対象に絵本を読んで考えるワークショップをしましたが、今度は20~40代の女性対象です。
「子どもとわたし、今とこれから」と題された4回連続の女性応援講座の最終回を担当。
女性のための哲学カフェで「親子とはなにか?」について話し合いました。

タイトルからわかるとおり、参加者のほとんどは「お母さん」(お子さんの年代は2歳から大学生まで様々)。「子どもに対して親として何をしてあげられるか」、「何をすべきか」という悩みもたくさんでましたがが、みなさんのご両親のことも同じぐらい話題にでてきました。

以下、個人的な感想ですが・・・

一番印象に残っているのは、「うちは惑星だから」という言葉です。
家ごとにルールや慣習が異なることをうまく表現した言葉だなぁ、と。
その方はお母さんとはだいぶタイプがちがうらしく「宇宙人みたい」と言われたことがあるそうですが、お母さんが「落ち着かない」というその惑星で、お父さんが意外とくつろいでいるというのがまた興味深い話でした。

もうひとつ面白かったのは、お父さんが船乗りという方の話。
小さいころからお父さんが家にいることが少なく、10代のころも反抗期がなかったのに、大人になった今頃になってお父さんと過ごす時間が長くなって、反抗期みたいなものが訪れたということでした。
ここから、反抗期は、ある一定の年齢で訪れるものではなく、親と過ごした年月によって訪れるのではないか」という仮説が浮かび上がりました。
この仮説を検証するまでには至りませんでしたが、私も反抗期が遅れてやってきたタイプだったので、「なるほどなぁ」と印象に残ったのかもしれません。
ちょうどお子さんが反抗期中で困っているというお母さんもいて、感慨深そうにきいていました。

この女性応援講座、後期の最終回(1月23)にも哲学カフェを行う予定です。

お誘いくださった高島公民館の儀三武(ぎさぶ)さんによると、公民館と哲学カフェは「参加者主体」という共通点があり、とても相性がよいのではということ。
哲学カフェ終了後のインタビューで詳しいお話をうかがったのですが、とても興味深い話ですが。こちらは、次号『哲学喫茶瓦版』に掲載の予定です。お楽しみに。

10月25日(土)の岡山市立中央公民館と山陽女子高校のコラボ企画「どーなつカフェ」ノ報告は、長くなるのでまた別記事で書きます。