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2014/11/21

こたつむりカフェ「名前ってなあに?」

こんにちは、まつかわです。
ここのところ、週2のペースでイベントが続いており、報告すべきことがどんどん溜まっています。
明日も哲学カフェで、これ以上溜まると脳内の容量を超えてしまうので、書きます。

先週は、金曜、土曜と岡山で活動していました。

14日(金)の夜は、こたつむりカフェ。
実は、4月ごろから岡山でこっそり活動していました。
「愛や性について語り、一緒に考える場がほしい!」と意気投合した20代の友人、ケンちゃん&陽子ちゃんと月1のペースで企画しています(ただし、ケンちゃんは先月からインドを放浪中)。
こたつむりカフェのfacebookページ

最初は哲学カフェにこだわらず、いろいろワークショプ的なことをするつもりでした。
が、ふたを開けてみると、途中参加の方が多く、手順が決まっているワークショップはやりにくい。
結局、途中参加でも問題ない哲学カフェ形式に落ち着き、会場がカフェフィロ事務局で間借りさせていただいてるやっちということもあり、今回からカフェフィロも共催にしてしまいました。

夜のやっちはこんな感じ。

こたつむりメンバーはやっちのカレー(見た目に反してスパイシー)が大好き。

これまで「一人称」「愛について語る」「触れたい気持ちはどこから?」「男脳?女脳?」「恋と依存の関係って?」などのテーマを扱ってきたんですが、今回のテーマは、「名前ってなあに?」。



私事ではございますが、私、1年ほど前に入籍し、戸籍名が変わったんです。
このブログをはじめ、ネットや仕事で名前が変わるとややこしいので、お仕事では旧姓の「まつかわ」を名乗っています。
変わる前は「名前なんてこだわりもないし、たいしたことないわ」と思っていて、名前が変わることにも二つの名前を使い分けることにもなんの抵抗もなかったんですが、実際に変わってみると、これが予想以上に面倒だったりややこしかったりする。
一度、哲学カフェで考えてみたかったんですが、誰とどこで考えるのがベストかわからず。
1年近くモヤモヤしていたところに、性同一性障害の友人、崇来人(たかきーと)さんから「家庭裁判所で戸籍名の変更が認められたよ〜」というお知らせが届き、崇来人さんが一緒なら入籍だけにとらわれず、いろんな側面から名前について考えられるかもしれない、と思ったのが、今回の企画のきっかけです。

自分の名前の気に入っているところ、気に入らないところ、その理由、名前に込められた意味、読みと漢字、名前と性別、名前に流行があるのはなぜか、本名とニックネームのちがい、『DEATH NOTE』など、いろんな話題がでました。

特に話が盛り上がったのは、「子どもに名前をつけるとき、他者からどう受け止められるかを気にすべきかどうか?」という論点。
「名前の人気ランキングはなんのためにあるのか?」という話題から展開しました。
「親の思いが大事であって、他人からどう思われるかを気にするのはおかしい」という意見もあれば、「いじめられやすい名前、間違えられやすい名前は避けるのも、親の思いやりでは?」という意見もあり。
さらに「何でもネタにしたがる子どものからかいを免れうる名前なんてあるのか」、「性別を間違えられない名前がか、男女どちらでもいい名前がいいかは、子どもが成長してみないとわからない」といった指摘も・・・。

また、昔のニックネームや『DEATH NOTE』の話題から生まれた、「名前がなくなると、その人自身もいなくなる」という命題も興味深かったです。

初めてのテーマで色々話せたけれど、まだまだもっと話せそう。
こたつむりカフェでやるか他でやるかはわかりませんが、また取り上げたいテーマです。


※追記(11/22)
UNIQUE:崇来人さんがパーソナリティをされているオンラインラジオ番組です。
こちらの雑誌で、コラム(p.14)も書いていらっしゃいます。PDFで読めるのでどうぞ。