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2015/08/07

こども哲学〜絵本『せかいでいちばんつよい国』をみんなで読んでみよう〜

おはようございます、まつかわです。

昨日は、岡山市立高島公民館にて、「こどもてつがく」してきました。
昨年もお世話になった夏休みフリー塾の一環です。

昨年は『ともだちや』を読みましたが、今年は、「平和について考える機会を」という公民館さんからのリクエストもあり、『せかいでいちばんつよい国』を読んでみることにしました。

参加者は、年長〜小学4年生の7名に加え、大人2名(お母さん1名と高島公民館のスタッフさん)。
チラシには「対象:小学生」とありますが、毎年、お姉ちゃんと一緒にきた年長さんが、一緒に参加してくれるのもうれしいところ。
昨年に引き続き、2年連続で参加してくれた人もちらほらいます。

前半は、質問に答えながら、毛糸を巻き巻き。

昨年も参加した子が、トップバッターでお手本をみせてくれることに。

奇跡的にキレイな輪になっている瞬間。

「Q5.おばけ、しんじる?」で盛り上がる!

巻き巻きした毛糸でボールをつくったら‥‥‥

ぎゅーっとしめる。「焼き芋みたい!」の声多数。

ボールをパスしながら、それぞれの「よんでほしいなまえ」を確認。
全員呼ばれるまで何秒かかるかタイムを測ります(大盛り上がり)。
(スタッフさんも参加したので、写真はありません。
タイム測定に協力してくださった、お母さん、ありがとうございました!)

後半は、『せかいでいちばんつよい国』を読んで‥‥‥

みんな、ぐぐっと寄って、集中!

ボールをつかって、思ったこと、考えたことを話し合います。

「戦争をしに小さな国に行ったはずなのに、歌を歌ったり、石けりしたり、冗談を言って笑い転げている兵隊たちは、『けしからん』と思う?」 
自分も小さな国でお世話になっているのに、働きもせず、自分の国に帰りもしない大統領はずるい? 
「大統領は、どうして、自分の国ではなく小さな国の歌を歌ったのかな?」 
「もし自分が大統領だったらどうする? もし兵隊だったらどうする?」

『せかいでいちばんつよい国』を素材にした対話は初めてでしたが、みなさんのおかげで、この絵本の面白さ、奥深さ、見どころなどに気づくことができました。

最初はちょっと発言しにくそうにしていた子も、終わる頃には「はいはい!」と手を挙げてくれるように。
じっと座っているのが難しい子もいるけれど、畳の上でゴロゴロしていても、ちゃんと話はきいてくれている様子。
思っているより年齢差は感じられず、大人も一緒にできるのがわかったので、次回は「親子で参加も歓迎!」ってチラシに書かせてもらうかもしれません。