こんにちは、まつかわです。
バタバタしていて、ごぶさたしてしまいました。
昨日は、日本ホスピス緩和ケア協会の緩和ケア専門看護師さん向けの研修のお手伝い。
一日中、「家族ケア」について対話してきました。
がんという病は、患者さん本人だけでなく、患者さんのご家族にとっても、戸惑いが大きかったり、病状が理解しにくかったり、受け入れるのが難しかったりするもの。
そういう患者さんのご家族に対するケアは、最終的には患者さんのためになるからやっているのか? それとも、ご家族自身のために必要なのか? ケアすべきご家族には、どんな人が含まれるのか?
などなど、患者や家族の立場に立たされる私にとっても、大変興味深いテーマでした。
そういえば、偶然にも、ここのところ「家族」について対話する機会が多かったなぁ。
というわけで、さぼってた報告を「家族」という切り口で一気にやっちゃいます。
11月15日(日)は、ケアを考える会-岡山という勉強会で、『ケアの宛先』(雲母書房)を読みながら、ケアの対象であると同時にケアチームの一員でもある、患者さん(あるいは利用者さんや子どもなど)の家族の両義性が話題にあがりました。
ここでは「家族のケアは、最終的には患者さんのため」という意見が多数でしたが、緩和ケア専門看護師さんとの対話では「患者さんのためとはかぎらず、ご家族自身のためのケアがある」という意見が出たのが面白かったです。職種や現場によっても、考え方が異なるのかもしれません。
11月21日(土)は、岡山市立中央公民館主催のどーなつカフェにて、「『社会に貢献する』の『社会』って何?」について話し合うなかで、「見知らぬ人を助けたら社会貢献のような気がするけれど、家族を助けるのは社会貢献と思えないのはなぜだろう?」という問いについて考えました。
その後、障害をもつ我が子のためにがんばることが他の障害者の助けにもなっているという例をきいて、家族を助ける場合でも、その行為が家族だけで閉じることなく見知らぬ人にも影響を与えるような場合は社会貢献といえるのではないかと思いました。
11月25日(水)は、ぱらママさん主催のママカフェサプリで、「夫と私、いまとこれから」というテーマのもと、夫婦関係の変化や夫婦の時間、家庭での役割について話し合いました。
(「子どもができて、夫は変わらないけれど、私が変わった!」という声多数。)
家族について考えるにも、いろんな切り口がありますね。
ぱらママさんでのママカフェサプリは、これにて一旦ひとくぎり。
ニーズがあることはわかったので、どうやったらこうした活動を継続できるか考えてみます。
岡山市立中央公民館でのどーなつカフェは、次回は12月19日(土)。
テーマは「なぜ人はお金や権力を欲しがるの?」。
詳細はこちらをどうぞ。
また、ケアを考える会-岡山については、こちらをご覧ください。
看護師、介護士、ケアマネージャー、社会福祉士、保育士など、様々な立場でケアに関わる人たちが集まる勉強会です。