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2016/02/25

報告:西田幾多郎記念哲学館での哲学カフェ

三浦です。ブログからすっかり姿を消してしまっていました。
簡単なものでもいいから、その都度報告すればいいんでしょうが、なかなかそれが難しくて。

さて、2/13(土)および2/14(日)と、石川県かほく市にある西田幾多郎記念哲学館で、「Let's 哲学!」という総称のもと、二つの対話イベントが開かれ、その進行役をしてきました。
西田哲学館でもこういう参加者主体のイベントは初めてということで、スタッフの方々もうまくいくのか半信半疑だったようですが、両日ともに定員を超える参加者が集まってくださり、とてもありがたかったです。


初日は、5階の展望ラウンジで「義理チョコは必要か?」という哲学カフェが開かれました。「バレンタインは気楽に考えていたけど、思ったより重く考える人もいて興味深かった」と、ある参加者の方がアンケートで書いてくださいましたが、私も含めみなさんいろいろと「バレンタインデー」および翌月の「ホワイトデー」には頭を悩ませた(悩ませている)んですね。「今年は日曜日でよかった」とあちこちから言葉が漏れてました(笑)


翌日は、地下1階のホワイエという場所で、チベットを中心にフィールドワークを重ねられてきた文化人類学者の小西賢吾さん(金沢星陵大学講師)をゲストに招いて、「幸福とはなにか?」についてみんなで考えました。この日は全国的に春の嵐が吹き荒れ、あいにくの天気だったのですが、それでも40名弱の方々が午前10時から集まっていただき、とても勇気づけられました。

幸い西田哲学館のスタッフの方々にもよい手応えを持っていただけたようですので、来年度以降も継続して関わっていければいいなと思いました。たとえば、1階図書室での書評カフェ/テツドク!とか、2階の喫茶テオリアでの哲学カフェとか、外にある思索の道での哲学ウォークとか、さすがは「哲学の博物館」だけあって、活用できる資源が山ほどありますしね。