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2010/10/24

セミナー「人が病み生きるとはどういうことか?〜ホメオパシーにおける生命観」

10月22日(金)の中之島哲学コレージュには・・・

70名もの方が参加されました。大盛況。


講師の渡辺奈津さんに、ホメオパシーの視点から人が病み治るということはどういうことかについてお話いただきました。

事前の案内にはありませんでしたが、わたし(まつかわ)も自分の病気&代替医療体験をふまえて、患者の立場からホメオパシーの治療について質問を。それから、現代西洋医学とホメオパシー、それぞれに感じる可能性と限界を指摘させていただきました。

さらに、会場からは自らの体験をふまえたご質問や、ホメオパシー独特の原理に「わからない」、「ホメオパシーは『医療』なのか?」といった率直な感想や疑問も飛び出しました。

会場でもお話したように、わたしは、ホメオパシーの原理や治療に対して疑問もあるし、限界も感じています。
ただ、これまで言葉にできなかった身体の変化や状況を現代西洋医学よりうまく言い当てていると感じる部分もあり、現代西洋医学とは異なるの捉え方、語り方があることはとても興味深いと思います。
渡辺さんは「パラダイムシフト」という言葉を使われましたが、フーコーの思想を研究してきたわたしは「エピステーメー」という言葉を思い出したりしました。

さて、次回の中之島哲学コレージュは11月10日(水)。
ひきつづき「生命」をテーマに、「わたしのいのちはわたしのもの?」という問いにチャレンジします。