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2014/03/23

生きることは無条件によいことか?

こんにちは、まつかわです。
一昨日、3月21日は岡山で哲学カフェでした。

テーマは「生きることは無条件によいことか?」。
参加者の方からも言われましたが、岡山の哲学カフェでこんな重いテーマは初めてかも。
発言が出にくくなるかな?と少し心配しましたが、全くそんなことはなく、大変内容の濃い時間でした。

実は、私、1〜2ヶ月に一度、岡山で医療関係者の方とケアを考える会という勉強会をしております。
今回のテーマは、そこでの終末期医療についての話題から思いつきました。
そんなわけで、はじまるまえに私が想定していたのは延命治療や尊厳死、QOLなどの問題でした。
が、いざ哲学カフェがはじまってみると、自殺や死刑の問題とからめた意見がたくさんでてきました。
大学や病院で学んだ生命倫理の勉強とは異なる視点からも、生や死がどういうものかを考えることができたのが新鮮でした。

日常的な生、生物学的(物理的?)な生、社会的な生、宗教的な生・・・と、本当に様々なレベルの「生」について考えました。
なかでも一番ショックだったのは、「来世がある」と考えると私がこれまで想定していた死に対するネガティブな印象が全く覆されてしまうということです。
自分のなかに「来世がある」という宗教観が僅かでも残っていることにも驚きました。
こんなふうに、これまで自覚していなかった自分の一面に気づかされる哲学カフェが大好きです。

次回、岡山の哲学カフェは、久しぶりの平日夜開催。
4月24日18:30〜20:00。
(メルマガでご案内した時間から変更になりました!ご注意ください。)
「ひとりでいること」「一緒にいる」ってどういうことかを考えましょう。
大阪では「中之島哲学コレージュ/私たちと公共性」シリーズでおなじみの森本誠一さん。
私もいち参加者として楽しみにしています。

また、ケアを考える会岡山のほうも、参加者を募集しております。
ご関心のある方は気軽にお問い合わせください。
(お問い合わせは、こちらのフォームよりどうぞ)